レール プレッシャー コントロール DDE 4.1

以下のコンポーネントはコモン レール システムに属し、レール プレッシャー コントロールを制御します:

レール プレッシャー モニター

レール プレッシャーはエンジン始動中およびエンジン回転中、規定値/実測値の比較によってモニターされます。 レール プレッシャー センサーは DDE に実測値を伝えます。 規定値は作動状態に応じて DDE によって演算されます。 DDE がレール プレッシャーの規定値に対する許容偏差を超えているのが確認されると、故障 1190 および 1191”レール プレッシャー コントロール”がメモリーされます。

レール プレッシャーが規定値に対する許容偏差を超えている場合、以下の原因が考えられます:

DDE ソフトウェア バージョン 44 以降(2000 年 7 月以降シリーズ生産開始)は故障 1190 および 1191 が発生すると DDE 警告灯が制御されます。 さらに故障 1612 ”DDE 警告灯が制御されている”がメモリーされます。 これは DDE 警告灯がレール プレッシャー コントロール付近の故障のため制御されたことを示します。

故障時の処理

DDE が許容できないレール プレッシャーの偏差を検知すると、エンジン始動が不可能になるか、またはエンジンが停止します。