電波時計モジュール(電波時計-コントロール-モジュール)は、アンテナ アンプとラジオ間のアンテナ配線に組み込まれたコントロール ユニットです。これはリア ウィンドウ アンテナによって受信された時刻信号を復調増幅してそのデータをチェックし、もう一度信号化して、K バスを介して時刻情報をメーター パネルに送り、取り付けられている時計の修正を行うものです。
異なる時刻信号の放送局に適合するように、2 つのハードウェア バリエーションがあります:
メーター パネルには、電波時計モジュールから独立して作動する時計が内蔵されています。日付、時間、分の設定機能および 12/24 時間表示の切替え機能は残されています。
電波時計モジュールによって受信された時刻によって、メーター パネル内の時計を修正します。さらに夏時間から冬時間への切替えも自動的に行われます。
ドイツ/イギリスという時間の異なる地域間の調整は、引き続き手動で 1 時間ごとに表示されている時間を修正することによって行います。時刻信号が受信されても、このときの調整は維持されます。
Kl.R がオンになっていると、無線信号は継続して評価されます。信号が妨害されなければ、時刻に関する情報は約 5 分おきにメーター パネルに伝送されます。
Kl.R がオフになっていると、時刻は日に一度送られます。
メーター パネル内の時計が設定されていないと(たとえば、バッテリーを取り外した後など)、有効な時刻信号があれば、直ちに時刻(時刻と日付)が直接取り入れられます。
表示されている時刻とラジオ時刻とのずれが +/-15 分以内であれば、分表示は修正されます。表示されている時間の値は修正されません。
表示されている時刻とラジオ時刻とのずれが +/-15 分以上であれば、大きなずれとして認識され、すべての電波時刻(時間/分および日付)が取り入れられます。
電波時計信号は長波のラジオ信号です。時刻の放送局はドイツとイギリスにあります。
次のイラストは 2 つの放送局の受信状態を示したものです。
基本的には次のことが言えます:
さらに次のことにも注意してください:
上のイラストはバリエーション 1(77.5 kHz)の受信条件を示しています。
上のイラストはバリエーション 2(60 kHz)の受信条件を示しています。
受信 |
電界強度 |
> 90 % |
> 10 |
85 % - 90 % |
9 |
75 % - 85 % |
8 |
60 % - 75 % |
7 |
50 % - 60 % |
6 |
10 % - 50 % |
5 |
電界強度は、診断により読み出すことができます。