REST(余熱ヒーター)
余熱ヒーター機能とは、エンジンが停止していてもエンジンの余熱を利用して、車内暖房を行えるようにするものです。
操作パネルの REST ボタンを操作すると、イグニッションがオフで外気温が 15 o
C 以下のとき、最大 15 分間作動します。 このときバッテリー電圧がモニターされ、11.4 V 以下になったとき、この機能はオフになります。 電圧降下カットオフの後、たとえ電圧が再び 11.4 V を超えても改めてオンになることはありません。
余熱ヒーター(REST)機能のスイッチオン条件:
- REST ボタンがオン
および
- 外気温 ≦ 15 o
C
および
- エンジン水温が少なくとも 1 回 70 o
C を越えたこと
および
- イグニッションキー位置がターミナル R あるいはオフ
および
- ターミナル 15 オフ後 15 分以上経過していない
および
- バッテリー電圧 11.4 V 以上
余熱ヒーター(REST)機能のスイッチオフ条件:
- REST ボタンがオフ
あるいは
- ヒーターセンサー温度運転席側
≦ 30 o
C およびウォーターバルブ開放時間運転席側
= 100 %
あるいは
- ターミナル 15 がオン
あるいは
- バッテリー電圧が 11.4 V 以下
余熱ヒーター機能は、イグニッションキー位置がオフあるいはターミナル R の場合に作動します。 このとき、イグニッションキー位置に応じて種々の調整ができます。
イグニッションキー位置がターミナル R の場合:
- 操作パネル操作可能
- 温度設定可能
- フラップ位置設定可能
- ブロワー設定可能
- 機能表示灯点灯
- ボタンブロックは作動せず(デフロスト、リアデフォッガー、内気循環/AUC およびエアコンディショナープログラム)
イグニッションキー位置がオフの場合:
- 操作パネルの操作不可
- 温度調整はイグニッションオフで行われる
- フラップ位置およびブロワー調整は、パーキングヒーターの場合と同様
- REST ボタンの機能表示灯のみ点灯