PWGシステムの製造時の誤差を補正するために、PWGの終端位置(アイドルポイントおよびキックダウンストッパー)は基本学習−学習モードにおいて点検されます。 従ってEML�Sコントロールユニットあるいはペダルポテンショメーターを交換する場合、お互いに新しい誤差の値を一致させるために、新たにPWG基本学習を行う必要があります。 この操作を確実に実施するために、PWG基本学習が正しく実施されるまで、エンジンにガスは供給されません。
以下の条件によりPWG基本学習値がキャンセルされた場合、EML�Sコントロールユニットは学習モードを開始します:
PWG基本学習の手順は、EML�Sの診断プログラムおよびコーディングプログラム「コーディングZCS」にも書き込まれています。
学習値は、PWG基本学習が正しく行われた場合のみEML�Sコントロールユニット内の2つのEEPROMに登録され、ドライバーの要求(アクセルペダル操作)の検知が開始されます。
注意事項
前もって新しいバージョンがコーディングされるか、あるいはPWGのコネクターが外された場合、PWG基本学習終了後にEML�Sコントロールユニット内のディフェクトメモリーは自動的に消去されてしまいます。したがって故障情報を消失しないよう、ディフェクトメモリーは必ず先に読み取るか、あるいはテストコードをプリントアウトしておかなければなりません。