エア コンディショナーは、エア コンディショナー プログラム スイッチを押すとオンになります。 機能表示灯の点灯によって、エア コンディショナーが作動準備状態であることが知らされます。
コンプレッサーは、スイッチ オン条件が満たされた場合にのみオンになります。 その後、エバポレーターから冷気が送り出され、ヒーターによるリヒート処理(再加熱)によって望みの温度まで上昇させます。
A/C コンプレッサー リレーはエンジン コントロール ユニットにより制御されます。 制御のための作動要求は、A/C コントロール ユニットから CAN を介して伝送されます。
アイドリングからフル ロードまでの加速時間を短縮するために、フル ロード時の限られた時間、マグネット クラッチがオフにされます。 スイッチをオフにする時間は、エンジン タイプに応じて 4 秒から 10 秒の間です。
フル ロード条件: 車速信号 < 14 km/h で加速
運転特性がコンプレッサー負荷によって悪くならないように、A/C コントロール ユニットにより、AC および KO 信号が CAN バス経由で伝送されます。
エア コンディショナーをオンにすると、エンジン コントロール ユニットから AC 信号がアイドル回転数上昇を要求します。 信号がアクティブの場合、エンジン コントロール ユニットがマグネット クラッチとは無関係にアイドル回転数を上昇させます。
A/C コントロール ユニットが KO 信号を出力し、エンジン コントロール ユニットに、コンプレッサーをオンにすることを伝えます。 これにより、DME は外部からの要求による増量を行います。すなわち、DME はスロットル バタフライまたはアイドル コントロール バルブを「エアを多くする」方向に調整し、これと同時に噴射量を増量します。
E36 と E46 の場合は、この後エンジン コントロール ユニットにより A/C コンプレッサー リレーが制御されます。 エンジン コントロール ユニットの診断により、リレー制御のみがモニターされます。コンプレッサー自体はモニターされません。
E38 と E39 の場合は、エンジン コントロール ユニットにより信号 DME_KOREL(コンプレッサー リレー)を介して、A/C コンプレッサー オンのフィードバック信号が A/C コントロール ユニットに送られます。 エア コンディショナー コンプレッサーをオンにする条件がすべて満たされていれば、エア コンディショナー コンプレッサーはコントロール ユニットから直接制御されます。