ステアリングホィールヒーターはターミナル 15 以降で作動可能な状態になります。これを作動させるには、マルチファンクションステアリングホィールのボタンを 1 回押します。ボタンをもう一度押すとステアリングホィールヒーターはオフになります。
ヒーターエレメントに取り付けられた温度センサーによりステアリングホィールの温度が測定されます。コントロールユニットは、ステアリングホィールが規定温度の 36 度になるようにできるだけ早く制御します。この温度に達する直前にステアリングホイールのヒーター出力は抑制されます。
設定値に達するとステアリングホイールの温度はパルス幅変調で制御されます。ステアリングホイールの温度が設定値より高くなると、ヒーターエレメントは 10 % に制御されます。ただし、ステアリングホイールヒーターはオンの状態で制御はまだアクティブです。
温度センサーの断線またはショートの場合、ヒーターエレメントと作動制御はオフになります。
ステアリングホイールヒーターの制御はモニターされます。ステアリングホイールヒーターが決められた温度範囲内で作動しているかが点検されます。この時間内に温度が上昇しない場合は、ステアリングホイールヒーターと作動表示はオフになります。
電圧降下または過電圧の場合は、ステアリングホイールヒーターエレメントがオフになります。
スイッチの電源電圧が 5 秒間、11.6 V を下回ると、ヒーターエレメントがオフになります。スイッチオン制御はオンの状態のままです。ステアリングホイールヒーターは引き続いて保持されています。電源電圧が 5 秒間、12.4 V を超えると、ステアリングホイールヒーターは再びオンになります。
スイッチの電源電圧が 5 秒間、16.5 V を超えると、ヒーターエレメントがオフになります。スイッチオン制御はオンの状態のままです。ステアリングホイールヒーターは引き続いて保持されています。電源電圧が 5 秒間、11.5 V を超えると、ステアリングホイールヒーターは再びオンになります。