ABS/ASC コントロールユニットの最も重要なインターフェースはプリスロットルバタフライ、デジタルモーターエレクトロニクス(DME)およびアダプティブトランスミッションコントロール(AGS)用インターフェースです:
ABS/ASC コントロールユニットは、対応するプリスロットルバタフライが開閉されることによってドライブアクスルのトルクを低減または上昇させます。 この制御は、ASC 制御の場合ドライビングトルクの低減のための最初の比較的ゆっくりとした処置です。
デジタルディーゼルエレクトロニクスによる次のイグニッションタイミングは、ABS/ASC コントロールユニットによって作動させることができます:
制御 |
影響 |
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イグニッションタイミングの「遅角」 |
ドライビングトルクの迅速で、穏やかな低減 |
イグニッション/インジェクション停止 |
ドライビングトルクの迅速な低減 |
アイドルアップ |
マニュアルトランスミッション車の場合、エンジンブレーキトルクの低減 |
アダプティブトランスミッションコントロール(AGS)付き車両は、ASC 制御中および主に雪道および氷結した路面でシフト動作の遅延およびそれによるドライブアクスルのトルクの上昇を防止するため ABS/ASC コントロールユニットから信号を受け取ることがあります。
ターミナル 16 のオルタネーター信号は冗長信号で、エンジンが回転しているか検知するために用いられます。 オルタネーター電圧が 8 V 以下の場合は、ASC コンポーネントシステムがオフになり、マルチファンクションランプが点灯します。 しかし故障はディフェクトメモリーに登録されません。