テールゲート/リアウィンドウオープン(E39ツーリング)

 

ソフトクローズオートマチックによるテールゲートオープン

E39ツーリングのテールゲートは、ロータリーストライカーを電気的にロック解除するか、ロック部を進角方向に回転させることにより、電気的に解除されます。

ロータリーストライカーのロック解除のために、リターンスプリング内蔵の特殊なアクチュエーターがテールゲートに取り付けられています。

ロック解除用アクチュエーターは、外部リレーを介してジェネラルモジュールにより制御されます。

ロック部は電子制御モーターにより回転します。 その制御はジェネラルモジュール内のリレーを介して行われます。 モーターの回転方向はオープン/クローズどちらの場合も同じです。

アクチュエーターにはさらにマイクロスイッチが1個内蔵されていて、モーターおよびロック部の位置を検知してジェネラルモジュールに伝えます。 モーターが「下死点」位置に達するとマイクロスイッチがグラウンドをジェネラルモジュールへ切り換えます。

テールゲートのロック解除とオープンは、車両がロック解除されている場合にのみ可能です。 以下の要領で作動します:

テールゲートを閉める場合はテールゲートを軽く押します。 このときテールゲートのロータリーストライカーは機械的にロック位置まで回ります。 テールゲートコンタクトによりジェネラルモジュールへリッドクローズの信号が伝えられます。 ロック部と接続されている電子制御モーターが作動します。 電子制御モーターがロック部を回すことによりテールゲートが閉まります。

電気的なクローズは車両がロックされている場合も作動します。

電気システムが故障した場合は、ケーブルを使用した緊急操作により機械的にロックを解除し、テールゲートを室内から開けることができます。

リアウィンドウオープン

テールゲートと同様にリアウィンドウも、ロック解除スイッチを押すと、アクチュエーターによって電気的にロック解除されます。

ロック解除用アクチュエーターは、外部リレーを介してジェネラルモジュールにより制御されます。

リアウィンドウ用のロック解除スイッチは、リアウィンドウワイパーのワイパーアームのピボット部に取り付けられています。

リアウィンドウのロック解除は車両がロック解除されている場合にのみ可能です。