ルーム ライトおよび負荷遮断装置
ルーム ライトは以下のスイッチおよびシステムにより制御されます:
- フロント中央ライト ユニットのスイッチ
- ドア コンタクト
- Kl.R および Kl.58(スモール ライト)
- 集中ロック システム
- 無線ロック システム
- クラッシュ センサー(96 年 9 月生産以前)
- エア バッグ用コントロール ユニット(96 年 9 月生産以降)
- E39 ツーリングの場合:テール ゲート/リア ウィンドウ コンタクト
スイッチ
フロント中央ライト ユニットのスイッチでルーム ライトのオンおよびオフが行えます。ただし照明の明るさはこのスイッチに左右されず、ジェネラル モジュールにより自動的に制御されます。
スイッチでスイッチ オフされたルーム ライトは、ドアが開くと再びスイッチが入ります。
特別機能として、スイッチを 3 秒以上押すとルーム ライトは連続してオフの状態になります。スイッチを新たに押すとオートマチック モードに戻ります。
スイッチ オン条件
- スイッチを押します。
- 車両のドアを開きます。
- これより 32 秒以内にスモール ライト(Kl.58)がオンにされていた場合、Kl.R はオフになります。
- 外部クラッシュ センサー(96 年 9 月生産以前)またはエア バッグ用コントロール ユニット(96 年 9 月生産以降)により、振れやショックを検知します。
スイッチ オフ条件
- スイッチを押します。
- ドアを閉めた直後および Kl.R がオンになった直後。
- すべてのドアが閉められ車両がロックされた直後。
- ドアが閉められ、Kl.R がオフになって 20 秒後。
- ドアが継続的に開いた状態になってから 16 分後。
- Kl.R をオフにすることで照明がオンになってから 20 秒後。
- リモート コントロールにより照明がオンになってから 8 秒後。
負荷遮断装置
車両の以下のライトは車両駐車状態の時にオンにすることができます:
- リーディング ライト
- グローブ ボックス ライト
- エンジン ルーム ライトおよびトランク ルーム ライト
この負荷用電源(バッテリー電圧)はジェネラル モジュールにより供給されます。
ライト類が継続してオンになっているときにバッテリーが完全放電しないように、Kl.R がオフになって 16 分後、ジェネラル モジュールがバッテリー電圧を遮断します。
「負荷遮断」の配線は静電流リレー K72 にも接続されています。 このリレーは以下のコンポーネントのために負荷回路を切り換えます:
- E38(95 年 9 月生産以前):電動シート、リア シートのヘッドレスト調節、ステアリング コラム調節およびローラー ブラインド
- E38(95 年 9 月生産以降):シート/ステアリング コラム メモリー
- E39:シート/ステアリング コラム メモリー
上記のシステムはリレー K72 により、Kl.R がオフになって 16 分後に Kl.30 の供給から分離されます。
Kl.R または 15 がオンになったとき、あるいはジェネラル モジュールまたはペリフェラル モジュールのインプットで信号が変更されたとき(ドアのオープン、エンジン フードのオープン、ドアのロック解除など)、上記の負荷は再度オンになります。