電動補助ヒーター DDE 3.0(E46 のみ)

電動補助ヒーターは、エンジン効率が高い場合に、わずかな熱の損失を補うために、電気ヒーター エレメントによるクーラント加熱に用いられます。ヒーター作動要求は、車両装備に応じて、エア コンディショナー(IHKA)またはヒーター制御から DDE コントロール ユニットに対して行われます。

ヒーター エレメントは電気式パワー リザーバーの場合にのみ作動します。現在のパワー リザーブを測定するために、オルタネーターが実際のオルタネーター負荷に相当するデューティー比を DDE コントロール ユニットに伝えます。許容された追加のオルタネーター負荷に応じて、DDE コントロール ユニットは 5 〜 95 % % のデューティー比(変化するパルス幅)の矩形波信号でヒーターを起動し、複数のヒーター出力を制御します。

ヒーターが作動中、アイドル回転数が 930 rpm に上昇します。

スイッチ オフ条件

以下の作動条件の場合、ヒーターはオフになります:

周辺温度[°C]

クーラント温度限界値[°C]

-40.0

86.0

-5.0

86.0

10.0

50.0

20.0

17.0

30.0

17.0

注意:外気温度センサーが取り付けられていない場合、クーラント温度限界値は 86 °C.に固定されます。

外気温度センサーは、次の E46 モデルに取り付けられています:

その他に、以下の故障のいずれかがメモリーされると、ヒーターは作動を停止します:

故障時の処理

ショートおよび断線に対する制御がモニターされます。

故障が発生した場合、故障 1B「電動補助ヒーター」がメモリーされます。

結果: 低温時にヒーター出力が不足します。

オルタネーターが 0 %% の負荷信号を送ると、故障 75「オルタネーター負荷信号」がメモリーされます。

結果:ヒーターはオフになります。