ホィール回転数センサーが妥当でない信号を送信するか、全く信号を送信しない
スリップ コントロール ユニット(SG)はホィール回転数センサー(RDF)の信号が存在するか、またそれが妥当かをモニターしています。
考えられる故障原因:
- 電磁的な干渉
- 発進時、ホィールが短時間ロックする(たとえば凍結した路面での発進の際のブレーキ ディスクの凍結)
- RDF ヘッドとパルス ホィール間のエア ギャップが変化した
- センサー ヘッドの金属紛による汚れ
- RDF 内の湿気
- 配線の不良
- RDF の故障
- SG の故障
メモリー条件:
トラブルシューティング:
- 目視点検(配線類と取り付け): RDF と配線が正しく取り付けられていて損傷がないか点検します。
- 目視点検(センサー ヘッド): RDF を取り外し、センサー ヘッドに損傷や汚れがないか点検します。
- 配線テスト: RDF と SG 間の電源ケーブルおよび信号ケーブルを点検します。
以下の点検は故障が現在も残っている場合にのみ有効です:
注意: RDF への配線が断線している場合は、SG が関連する SG への電源供給を中断します。 このため、信号電圧または供給電圧を点検する前に、配線テストを必ず実施してください。
- 信号電圧の点検:
信号電圧が正常: トラブルシューティングを続けます。
信号電圧が正常でない: RDF を交換します。
- 電源電圧の点検:
電源電圧は正常: RDF を交換します。
電源電圧が正常でない: トラブルシューティングを続けます。
- SG の内部抵抗の点検:
内部抵抗は正常: RDF を交換します。
内部抵抗が正常でない: SG を交換します。
ヒント
- SG は RDF が取り外されたことを検知して電源供給を遮断します。
- SG の交換については、サービス機能を参照してください。