無線キーは、機械式キーおよび EWS エレクトロニクスおよびトランスミッターから構成されます。
構造が根本的に異なる 2 種類の無線キーを区別してください:
以下に異なる無線キーとその異なる仕様を示します。
交換可能な電池付きの無線キー、433.92 MHz 仕様
交換可能な電池付きの無線キー、315 MHz 仕様
バッテリー付きの無線キー 433 MHz 仕様と 315 MHz 仕様の外観は同じです。 有効周波数はキーの裏面に刻印されています。
キーの 3 個のボタンによって、ボタンを押している時間に対応して車両に関する様々な動作が行われます。
システムに対する不法行為を防ぐために、すべての無線コマンドは毎回異なったコードで送信されます。
ウィンドウのコンフォート オープン/クローズの間に無線コマンドの送信に異常が発生した場合は、安全上の理由により車両の機能がすぐに中止されます。 コンフォート作動を再度行う場合は、無線キーの該当するボタンを離して、新たに押します。
ボタンを意図せずに操作した結果、リモート コントロールから誤ったコマンドが送られるのを防止するために、イグニッションにキーが差し込まれていると、ジェネラル モジュールでリモート コントロールが作動解除の状態になっています。 ジェネラル モジュールは、EWS コントロール ユニットから「キー挿入」のメッセージを受信します。
99 年 9 月生産以前の無線キーでは、ケースに 1 個の赤色の発光ダイオード(LED)が取り付けられていて、これが動作と無線トランスミッターの電池の状態を示します。
セルフ テストによって、トランスミッターの電気系統に故障がないかどうかを点検できます。
ボタン「トランク リッド」および「ロック」を同時に押したままにすると、セルフ テストがスタートします。
トランスミッターに故障がない場合は、赤色の LED が 1 秒間点灯します。
初期化を行うと、無線キーがジェネラル モジュールに割り当てられます。 初期化の際は無線キーでコードが形成され、ジェネラル モジュールに伝送されます。 このコードはキーおよびジェネラル モジュールにメモリーされます。 このコードにより、ジェネラル モジュールはシステムに属するキーを認識します。 コマンドは、このキーによってのみ実行できます。
車両 1 台につき最大 4 個のキーを初期化することができます。 あるキーが新たに初期化されると、他のキーのコードはキャンセルされます。 したがって常にシステムのキーをすべて一緒に初期化しなければなりません。
車両内の無線キーの初期化。
さらに他のキーを初期化するには、項目 3 以降の手順を繰り返します(= キーのボタン「ロック解除」を押し続ける)。 Kl.R を変更してはなりません。
Kl.R をオンにすると、初期化が中止されます。
ヒント
無線キーのメモリーは電圧の影響を受けないので、電池が切れても、またバッテリーが上がっても初期化データは消去されません。