ホット フィルム エア マス メーター

ホット フィルム エア マス メーターは吸入空気量を検知し、エア フィルターとスロットル バタフライ間のインテーク ポートに取り付けられています。

MSS52 搭載 S62 エンジンは、ダブル外気導入吸入システムなので、2 つのホット フィルム エア マス メーターを使用します。DME コントロール ユニットは、両方の測定値から結論付けられるエア マス フローを算出します。

構造と機能

インテーク エアの流れの中で温められるホット フィルム エア マス メーターの表面は、インテーク エア用の一定の超過温度に制御されています。流れていくインテーク エアがこの温まった表面を冷やすと、抵抗値が変化します。ヒート電流は高温を維持するために常時調整されます。このヒート電流はインテーク エア量の測定値となります。この値から DME コントロール ユニットが負荷信号と噴射時間用の基本値を算出します。

主な長所:

自己診断およびエマージェンシー

ホット フィルム エア マス メーターの自己診断には、以下の範囲が含まれます:

エンジン作動中、故障が検知されると、DME ディフェクト メモリーに故障が登録されます。エンジン運転の続行(エンジン エマージェンシー プログラム)は、その場合スロットル バタフライ開度の評価に基づきます。