作動状態に応じて、決まった量の排気ガスが EGR バルブを介してインテーク マニフォールドに戻され、有害物質の放出を低減します。
注意:M67TUE には EGR バルブが 2 個装着されており、DDE コントロール ユニットにより個別に制御されます。以下の記載事項は、両方の EGR バルブに当てはまります。EGR バルブ 1 は、走行方向左側にあります。
プレッシャー コントローラーを介して、バキューム ボックスはバキューム供給口と接続します。プレッシャー コントローラーは DDE コントロール ユニットによる制御に応じ、可変バキューム圧をバキューム ボックスへ送ります。DDE コントロール ユニットは、50 % 〜 75 % のデューティー比(変動するパルス幅)の矩形波信号によりプレッシャー コントローラーを制御します。
戻される排気ガスの量は、吸入されるフレッシュ エアの量に影響を与えます:戻される排気ガスの量が多ければ多いほど、フレッシュ エアの吸入量は少なくなります。EGR オフ時に、各作動ポイントでエンジンが吸引するフレッシュ エア量は、わかっています。こうして、再循環した排気ガス量に応じ、EGR によって吸引されるフレッシュ エア量が低減されます。作動中、プレッシャー コントローラーのデューティー比が調整され、作動ポイントごとに決められた規定フレッシュ エア量が吸引されます。
DDE コントロール ユニットは、各作動ポイントのために以下の作動値から、規定フレッシュ エア量を算出します:
EGR の同期(サービス機能)は、EGR の規定値に影響を及ぼします。
作動中に EGR がオフになる原因は、コントロール ユニットから読み出すことができます。EGR 制御が作動しているか、あるいは以下に挙げた条件のいずれかに基づいてオフにされているか表示されます。
および以下の故障が発生した場合:
EGR の動作が制御されている間、コントロール ユニットは、吸引されるフレッシュ エア量をモニターします。コントロール ユニットが規定フレッシュ エア量と実測フレッシュ エア量間の値のずれを許容範囲外と評価すると、以下の故障がメモリーされます:
コントロール ユニットがプレッシャー コントローラーの制御中に不具合を検知すると、以下の故障がメモリーされます: