01 電源供給(Kl.30)
考えられる故障原因:
- ハーネス内の電源供給(Kl.30)の遮断
- 舵角センサー内部の電源供給の遮断
メモリー条件:
- イグニッション オン後、Kl.30 に電圧がかかっているか点検し、電圧がかかっていない場合、イグニッション スタートのたびに中断カウンターが 1 つずつカウントされます。中断カウンターがコーディング データにより設定された値(約 250)に達すると、ディフェクト メモリーが登録されます。
- いくつかのソフトウェア バージョンでは、電源供給が遮断した場合、RAM メモリーが必ずしも正しくリセットされると限らないため、ディフェクト メモリーが正しく登録されな場合があります。
トラブルシューティング:
- イグニッションのオフ/オンと、その際の Kl.30 中断カウンターを点検します。
- 中断カウンターがカウントされる: プラス電源の供給がハーネス内または舵角センサー内で遮断されています:
ハーネス(配線、フューズ、コネクター)を修理するか、または舵角センサーを交換します。
- 中断カウンターがカウントされない:プラス電源の供給が接触不良により一時的に遮断したか、電源供給の遮断により故障が登録されました:
接触不良を除去するか、または故障を無視します。
ヒント:
- 配線のテストおよび接触不良の点検は、「プリセット測定」 でできます。
- 舵角センサーの交換後は、まず舵角センサーをコーディングしてから、ABS/DSC 診断プログラムで調整する必要があります。