ホィール ガイド ジョイントのクリアランス測定
フロント アクスル領域の不要な修理または正常でない修理を回避するために、ホィール ガイド ジョイントの点検に関する次の注意事項を厳守してください!
測定機器
ホィール ガイド ジョイントを交換する前に、ジョイントのクリアランスを必ずホィール ガイド ジョイント点検用ツールで点検する必要があります。ホィール ガイド ジョイントの交換は、測定結果に基いて交換が必要である場合にのみ行ってください。
- スライディング ピース(31 1 061)
- 測定エレクトロニクス(31 1 062)
- モデル シリーズ E46 および E85 用マグネット ホルダー(31 1 063)
- 評価回路(31 1 064)
- モデル シリーズ E53 および E83 用マグネット ホルダー(31 1 065)
- フック キー(31 1 066)
- 測定ハンドル(31 1 067)
接続上および操作上の注意事項
リペア マニュアルの規定に従ってテスト装置を車両に取り付け、調整します。リペア マニュアルの規定に従って測定を行います。
リペア マニュアル:TIS 31 12 023 ホィール ガイド ジョイントのクリアランス測定
簡略説明
- マグネット ホルダー(5)をケース カバー(E53/E83)またはマグネット ホルダー(3)をコントロール アームのケース フロア(E46/E85)へ取り付けます。
注意:マグネット ホルダーがコントロール アームに正しく取り付けられているか確認します!
- スライディング ピース(1)付き測定ハンドル(7)と測定エレクトロニクス(2)をジョイントのスレッデッド ピンに取り付け、ボルトで固定します。
注意:測定ハンドルがコントロール アームに触れてはなりません!
- 評価回路(4)のボタンを押します。機器のセルフ テストを実行します。最初に 2 つの LED が点灯し、続いて赤い LED が連続して点灯します。
- 緑の LED が点灯するまで、測定エレクトロニクス(2)をスライディング ピース(1)と共に上方へ押し、続いて固定ボルトで締め付けます。
測定エレクトロニクス(2)とマグネット ホルダー間の間隔は約 5 - 7 mm でなければなりません。
- 緑の LED が点滅するまで、評価回路のボタン(4)を 2 秒間押します。機器はキャリブレーションされ、測定可能状態です。
- フック キー(6)をトルク レンチに取り付けます。トルク レンチを 60 Nm に設定します。
ホィール ガイド ジョイントを点検します。リペア マニュアル TIS 31 12 023 を参照。
- フック キーを新たに位置決めし、第 2 点検を行います。リペア マニュアル TIS 31 12 023 を参照。
- 2 つの点検の内ひとつで評価回路(4)の赤い LED が点滅する場合は、ジョイントを交換してください。
2 つの点検で緑の LED が点滅する場合は、ジョイントは正常なので、交換する必要はありません!