システム ロック
システム ロックは、次のコンポーネントから構成されます。
- セイフティ ロック メカニズム
- ドア コンタクト
- 「集中ロック」のアクチュエーター
- ロック スイッチ(フロント ドアのみ)
エレクトリック コンポーネント
スイッチ
スイッチは、ホール エレメント付きの無接点式のスイッチです。 すべてのスイッチは、共通のグラウンド(Kl.31)に接続しています。
- ドア コンタクト
ドア ポジション(開または閉)の識別のために、スイッチによりラッチの位置が検知されます。
- ロック スイッチ
ロック スイッチはロック シリンダーの位置(ロックまたはロック解除)を検知します。
アクチュエーター
集中ロックのアクチュエーターは、ロック メカニズムに接続されています。 次のポジションが可能です:
- ロック解除:
このポジションで、インナー ドア フラップおよびアウター ドア フラップでラッチを開けることができます。 ロック ノブは上にあります。
- ロック:
このポジションでは、インナー ドア フラップでのみラッチを開けることができます。ロック ノブは下にあります。
インナー ドア フラップを 1 回引くと、ロック ノブが上へ押され、ラッチがロック解除されます。 2 回目でラッチが開きます。
電気的に(ZV アクチュエーターにより)、または手でロック ノブを押すことによりこのポジションに到達することができます。
- 二重ロック:
このポジションではラッチを開けることはできません。 インナーおよびアウター ドア フラップおよびロック ボタンは、機械的に切り離されています。
このポジションは、集中ロック アクチュエーターを介して電気的にのみ到達することができます。
アクチュエーターの頻繁な操作による熱過負荷防止のため、ジェネラル モジュール内にリピート ロックが取り付けられています。
機械的コンポーネント
ドア ロック
ドア ロックは、フロント ドアにのみ取り付けられています。 リモート コントロール付き車両の場合は、助手席ドアにもドア ロック シリンダーはありません。
ドア ロックによって、ドアを機械的にロックおよびロック解除することができます。 集中ロックが「二重ロック」の状態のとき、機械的なロック解除も可能です。
チャイルド セイフティ
リア ドアのシステム ロックには、機械的なチャイルド ロックが装備されています。 チャイルド ロックを作動させると、ドアを内側から開けることができません。
ロック アウト防止装置
運転席ドアのシステム ロックには、機械的なロック アウト防止装置が内蔵されています。ラッチが開いている場合にシステム ロックの作動が防止されます。