油温表示

M モデルの場合、メーター パネルには、燃費表示の代わりに油温表示が採用されています。

メーター パネルに表示されている油温は、CAN バスを介し、 DME からメーター パネルに届きます。 S62 エンジンの場合、メーター パネル内に表示されている油温は、オイル レベル センサーおよびクーラント ダブル温度センサーの油温測定値の平均値として表示されます(エンジン出口温度)。

故障の場合の手順：

1.メーター パネルの点検

メーター パネルのセルフ テストの実行

メーター パネルのセルフ テストの際は、油温が正しく表示されているか、確認してください。 そうでない場合、メーター パネルを交換する必要があります。

2. サーマル オイル レベル センサーの点検

油温表示が正常でない場合は、 追加のチェック コントロール メッセージ「エンジン オイル レベルの点検」 が表示されます。以下のように手順を進めてください：

• オイル レベル センサー用電源およびグラウンド接続を点検します。
  
• 配線(オイル レベル センサーから DME コントロール ユニットまで)を点検します。
  
• 必要に応じてオイル レベル センサーを交換します。
  

油温表示が正常でない場合は、 追加のチェック コントロール メッセージ「エンジン オイル レベルの点検」は表示されません。以下のように手順を進めてください：

• DME 用診断プログラム内では、油温を表示し(エキスパート モード - 診断表示)、表示された温度がエンジンの油温に適合するかどうか点検します。
  
• 配線(オイル レベル センサーから DME コントロール ユニットまで)を点検します。
  

• 必要に応じてオイル レベル センサーを交換します。
  

3. クーラント - ダブル温度センサーの点検

クーラント ダブル温度センサーは、2 つの独立した NTC センサーを持ち、それは、直接、メーター パネルおよび DME 用にクーラント温度を測定します。 油温の演算のためには、DME に接続されている NTC センサーを使用します。

• DME 用診断プログラム内では、クーラント温度を表示し(エキスパート モード - 診断表示)、表示された温度がエンジンのクーラント温度に適応するかどうか点検します。
  
• 配線(DME からセンサーまで)を点検します。
  
• 必要に応じてセンサーを交換します。