ターミナル制御は様々なコントロール ユニットを介して分割されています。以下のブロック ダイアグラムは、関係するコントロール ユニットとボディ電装への組み込みを一覧表示したものです。
KGM |
ボディ ゲートウェイ モジュール |
SV |
リア フューズ ボックス |
CAS |
カー アクセス システム |
M-ASK |
マルチ オーディオ システム コントローラー |
CCC |
Car Communication Computer(カー コミュニケーション コンピューター) |
DME |
デジタル モーター エレクトロニクス |
DDE |
デジタル ディーゼル エレクトロニクス |
IBS |
インテリジェント バッテリー センサー |
K-CAN システム |
ボディ範囲のバス システム |
MOST |
オーディオおよびコミュニケーション領域のバス システム |
PT-CAN |
駆動系およびシャシー関係のバス システム |
以下のターミナルがあります:
Kl.30:
Kl. 30 は、バッテリー ターミナルからセイフティ バッテリー ターミナルを経由してフロント フューズ ボックスへ通じています。バッテリーのターミナルに接続すると、Kl. 30 に電圧がかかります。Kl. 30 はフューズ ボックスの約 42 フューズに接続しています。
Kl. 30 から電源を供給されるコントロール ユニット:
AHM |
トレーラー モジュール |
CAS |
カー アクセス システム |
DME |
デジタル モーター エレクトロニクス |
DDE |
デジタル ディーゼル エレクトロニクス |
DWA |
盗難防止装置 |
EDC-K |
ダンパー コントロール |
KBM |
ボディ ベーシック モジュール(モデル イヤー 09/2006 以前) |
KGM |
ボディ ゲートウェイ モジュール |
LM |
ライト モジュール |
SMBF |
助手席シート モジュール |
SMFA |
運転席シート モジュール |
SZL |
ステアリング コラム スイッチ センター(負荷) |
Kl. 30g:
Kl. 30g は CAS によって制御されます。使用者の操作によって車両リンクがウェイク アップすると、Kl. 30g がオンにされます。Kl. 30g はコーディング可能な追作動時間後(例えば 30 分)、オフにされます。追作動時間は Kl. R オフ後に始まります。Kl. 15 の場合、半導体スイッチを介して CAS によってリア フューズ ボックスのリレーが制御されます。 Kl. 30g のリレーはバッテリー電圧をリア フューズ ボックスの約 26 のフューズに接続します。
Kl. 30g から電源を供給されるコントロール ユニット:
ACC |
アクティブ クルーズ コントロール |
AL |
アクティブ ステアリング |
ALBBF |
助手席アクティブ ワイド バック レスト |
ALBFA |
運転席アクティブ ワイド バック レスト |
AMP |
アンプ |
ARS |
ダイナミック ドライブ |
CID |
セントラル インフォメーション ディスプレイ |
CON |
コントローラー |
CVM |
カブリオレ ソフト トップ モジュール |
DAB |
デジタル チューナー |
DSC |
ダイナミック スタビリティ コントロール |
EGS |
トランスミッション コントロール ユニット |
EHC |
車高コントロール |
EHB |
電子油圧式ブレーキ(モデル イヤー 03/2007 以降) |
EKP |
制御式フューエル ポンプ |
GWS |
セレクター スイッチ(モデル イヤー 03/2007 以降) |
HKL |
トランク リッド リフト |
HUD |
ヘッドアップ ディスプレイ |
IBOC |
デジタル チューナー、米国仕様 |
IHKA |
オートマチック ヒーター/エアコン |
KHI |
ヘッドフォン インターフェース |
LDM |
前後方向ダイナミクス マネージメント(モデル イヤー 03/2007 以降) |
LWS |
ステアリング アングル センサー |
NVE |
ナイト ビジョン電子回路 |
PDC |
パーク ディスタンス コントロール |
RDC |
タイア空気圧コントロール |
RLS |
レイン/ライト センサー |
SDARS |
中継サテライト チューナー |
SHD |
サンルーフ |
SHZH |
パーキング ヒーター |
SMG |
シーケンシャル マニュアル トランスミッション |
SZM |
センター コンソール スイッチ モジュール |
TCU |
テレマティック コントロール ユニット |
TLC |
車線逸脱警告(モデル イヤー 03/2007 以降) |
ULF-SBX |
インターフェース ボックス |
VM |
ビデオ モジュール |
VTG |
トランスファー ギア ボックス |
Kl. 30g-f:
Kl. 30g-f は故障の検知時にのみオフにされる Kl. 30 です。
モデル イヤー 09/2005 以降、専用コントロール ユニットとしてのマイクロ パワー モジュールは廃止されます。KGM は、コントロール ユニットの回路基板にハンダで固定されている双安定リレーを介して Kl.30g-f を制御します。双安定リレーをオン/オフすることができます。通常、双安定リレーは常にオンにされています。双安定リレーには 2 個のリレー コイルがあり、常に最後に制御された状態(オンにされた、またはオフにされた)に止まり続けます。
故障の場合、KGM が Kl.30g-f を最終的にオフにする前に 10 秒間リセットされます。リセットによって、正常でないコントロール ユニットの機能異常が除去されます。リセット後 5 分間故障が依然として存在する場合は、Kl.30g-f がオフにされます。
以下の 3 つの故障事例があります:
リセットとオフの故障は、全て KGM に登録されます。Kl. 30g-f のリセットまたはオフは、検知された故障の原因とは関係ありません。リセットとオフは車両の故障を修理し、路上故障を防止するために行われます。Kl. 30g-f のリセットとオフは、負荷の故障が Kl. 30g-f にあることを意味するものではありません。
Kl. 30g-f のオン条件は Kl. R のオンです。そのため、Kl. R または Kl. 15 の場合、常に Kl. 30g-f がオンにされます。
Kl. 30g-f から電源を供給されるコントロール ユニット:
CA |
コンフォート アクセス |
CDC |
CD チェンジャー |
メーター パネル |
メーター パネル |
M-ASK |
マルチ オーディオ システム コントローラー |
CCC |
Car Communication Computer(カー コミュニケーション コンピューター) |
CNAV |
ナビゲーション システム、中国仕様 |
JNAV |
日本仕様ナビゲーション システム |
KBM |
ボディ ベーシック モジュール(モデル イヤー 03/2007 以降) |
KNAV |
ナビゲーション システム、韓国仕様 |
SZL |
ステアリング コラム スイッチ センター(電子回路) |
TCU |
テレマティック コントロール ユニット |
ULF |
ユニバーサル充電およびハンズ フリー ユニット |
Kl. 15:
Kl. 15 の制御はスタート/ストップ スイッチの操作に応じて CAS によって行われます(イグニッション スイッチにキーが差し込まれている場合)。
Kl. 15 の切換えは半導体スイッチを介して CAS で行われます。半導体スイッチのアウトプットを介して、フューズ ボックスのリレーが制御されます。リレーはバッテリー電圧をリア フューズ ボックスの約 4 個のフューズに接続します。Kl. 15 の負荷はおもにここから電源を供給されます。
Kl. 15 から電源を供給されるコントロール ユニット:
FLA |
ハイ ビーム アシスタント |
いくつかのコントロール ユニットは安全上の理由からも、LM(ライト モジュール)あるいは CVM(カブリオーレ ソフトトップ モジュール)などのように CAS から直接 Kl.15 の配線を得ています。
Kl. 87:
DME/DDE は E ボックスまたは供給モジュールに内蔵されたリレーを介して Kl.87 を制御します。 Kl. 87 は Kl. 15 がオンにされるとすぐにオンにされます。Kl. 15 のオフ後、Kl. 87 は DME/DDE によって少し遅れてオフにされます。
Kl. 87 から電源を供給されるコントロール ユニット:
VTC |
バルブトロニック |
Kl. R:
Kl. R はハードウェア ターミナルとしては存在しません。 コントロール ユニットは Kl.R を介して直接 CAS から電源を供給されます:
ACSM |
クラッシュ セイフティ モジュール |