吸気温度センサーの腐食

6 気筒直噴ガソリン エンジン N53 には Siemens 製ホット フィルム エア マス メーターが取り付けられています。

損傷のないホット フィルム エア マス メーター

N53 は広い作動範囲において層状給気方式(ラムダ値 2.5 まで)で駆動されます。それにより、このエンジンのために空気流量が増加します。

この増加した空気流量により、エア インテーク ダクト内の湿度が高くなります。その逆の状況では、エア フィルター ボックスが飽和状態で、フィルム エア マス メーターに水および塩が発生します。

考えられる結果：

• 不具合をもたらし、ディフェクト メモリー登録の原因となる吸気温度センサーの腐食。
  
  

腐食した吸気温度センサー

吸気温度センサーの接続部が腐食している場合、ホット フィルム エア マス メーターを交換してください。

2007 年 9 月、この問題を解消するために、修正処置としてフリースまたは改良されたエア フィルター ボックスが標準生産に導入されます。