吸気温度センサーは、エア マス メーターに内蔵されています。このセンサーにより、吸気温度はエア量の測定と同じ箇所で検知されます。「温度」をデジタル モーター エレクトロニクス(DME)用に、電気的に評価可能な「抵抗」測定値に変換するために、精密サーミスタ(NTC 抵抗)が使用されます。
吸気温度は以下の例にある DME 機能の多くに関与しています。
- 冷間始動での噴射量算出
- 点火タイミング算出
- ノッキング学習
- アイドル コントロール
- VANOS 制御
- バルブトロニック制御
- 2 次エア システム制御
- 電動ファン制御
温度センサーに不具合があると、DMEのディフェクト メモリーに登録されます。その場合エンジン運転のために、プログラミングされた固定代替値が用いられます。
エア フロー メーターの接続部に不具合があると、吸気温度センサーの故障がディフェクト メモリーに登録されることがあります。