エア マス メーター学習 DDE6.0

エア マス メーターは、作動時に汚れや劣化の影響を受けています。これらの影響は、規定ステイタスの特性マップの誤差を引き起こし、出力不足または黒煙のような症状の原因となります。これらの問題が及ぼす影響を防止するために、DDE5 の導入に伴いエア マス メーターの学習が採用されました。

機能

エア マス メーターの学習は、2 つの作動ポイントで DDE コントロール ユニットによって行なわれます:以下に定義されているアイドリング時および作動範囲内の負荷時:

これらの各作動ポイントにおける学習の手順:

エア マス メーターの学習は、エンジンの複数の作動データから、エンジンが理論上吸気する必要のあるエア量を算出します。この値を、DDE コントロール ユニットはエア マス メーターの測定した値と比較します。

その場合、DDE コントロール ユニットが ± 8 % 以上の測定値のずれを確認すると、誤差はコントロール ユニットに修正係数としてメモリーされます。

この修正係数によって、コントロール ユニットは当該機能を引き続き使用するために測定値を補正することができます。

使用方法

サービス機能「エア マス メーターの学習」は、エア マス メーターを交換 した場合、行う必要があります。その場合、メモリーされた修正係数は 0 にリセットされます。

導入

エア マス メーター学習は以下のように導入されます: