可変バルブ タイミング(VANOS)
機能説明は BMW Technik を参照:
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S85 のダブル VANOS は最大 90 bar のオイル プレッシャーを発生する高圧 VANOS です。オイル プレッシャーは専用オイル ポンプによって生成されます。VANOS オイル ポンプは、ペンドラム スライド オイル ポンプによってオイルを供給されます。
シリンダー バンクごとにそれぞれ 2 個の VANOS ギア ユニットの付いた調整ユニットがひとつ取り付けられています。各 VANOS ギア ユニットはソレノイド バルブによって調整されます。ソレノイド バルブは DME によって制御されます。アイドリング時、調整ユニットは最大ストップ位置にあります。
注意!
VANOS ソレノイド バルブは埃に非常に敏感に反応します。したがって VANOS 周辺を作業する場合は、清潔に保たれているか確認すること!
診断上の注意事項
VANOS の調整はカムシャフト センサーを用いて DME によってモニターされます。当該故障はディフェクト メモリーに登録されます。
DME が VANOS に関して制御値のばらつき、または長すぎる調整時間などを検知する場合、以下の原因が考えられます:
- VANOS オイル プレッシャーの不足
VANOS オイル供給の漏れまたはオイル ポンプの不良によってオイル プレッシャーが低下する可能性があります。オイル プレッシャーはスペシャル ツールで点検できます。リペア マニュアル 11 36 009、「VANOS 調整ユニット オイル プレッシャー点検」を参照。
注意!バンクの圧力を点検すると、その結果エンジン回転の不安定、ミスファイアによる故障および VANOS 制御不良が発生する可能性があります。
エンジン始動時の異音問題(カチャカチャ音)は、エンジン始動時の VANOS オイル プレッシャーの不足に起因します。
VANOS オイル プレッシャーを点検し、さらにプレッシャー アキュムレーターおよびプレッシャー アキュムレーター バルブに漏れがないか点検します。
- ソレノイド バルブの固着
ソレノイド バルブは、オイル内の汚れや削りくずによって固着する可能性があります。必要に応じ清潔なオイルをフラッシングすることによって(オイル交換)固着を解消することができます。
注意!オイルに削り屑が混入していた場合は、その原因を明らかにする必要があります。VANOS ソレノイド バルブの固着は、その固着が削り屑に起因していた場合、機械部品の損傷が始まっている可能性があります。
- ソレノイド バルブの制御不良
- ソレノイド バルブ内の O リングの不具合