作動開始
サービス機能のセットアップは以下の後に行なわれる必要があります:
- コンポーネント交換(リペア マニュアル、診断)
- ダイナミック ドライブ コントロール ユニットのコーディングまたはプログラミング
- 新しいセンサーのパラメーターとゼロ位置学習後
- 油圧システムを開けた(エア抜きなど)後
サービス機能のセットアップ開始は以下の機能に含まれます:
- センサー パラメーター学習
- センサー ゼロ位置学習
- ダイナミック ドライブ システムのセルフ テスト
パラメーターとゼロ位置の学習によって、新しいセンサーの重要な固有値がダイナミック ドライブ コントロール ユニットへ送られます。この固有値は内部換算用基礎データを得るために、コントロール ユニットを必要とします。この固有値が正しく学習されないと、ダイナミック ドライブ全体のシステム精度が不正確になります。ダイナミック ドライブのセットアップを続けることはできません。
ダイナミック ドライブ システムのセルフ テストは 5 段階に分かれます:
- 方向バルブのテスト
- プレッシャー コントロール バルブの低圧テスト
- フロント アクスル高圧テスト
- リア アクスルの高圧テスト(注意:車両が揺れる!)
- 圧力プリ制御テスト
運転開始中に故障が検知される場合は、運転開始手順はすぐにキャンセルされて、ディフェクト メモリー登録が行なわれます。システム機能を確実に作動させるためには、運転手順全体が完了する必要があります。その他、ダイナミック ドライブ システムのディフェクト メモリーが無い必要があります。
サービス機能セッアップ開始の前提条件
作動開始前に以下の車両状態を確立します:
- 診断の指示を守ります(最初にイグニッション オン、次にエンジンをアイドリングで回転させる...)
- ダイナミック ドライブ システムの油温は 50 °C〜 70 °C の間にあること。
- 車両は全てのホィールがフロアに接地し、水平に停止していること。
- 車両は振動を受ける状態にない
- 車両のドアは閉じられた状態
作動に関する安全規定
注意:車両は作動中激しく揺れます。以下の規定を守らないと生命の危険があります!
- 人を車両付近、特に車両本体付近に近づけない
- 異物が車両の下、またはホィール ハウス内にない
- 車両がリフト、アライメント テスター、ショック アブソーバー テスターなどの上に決してないこと。
パラメーターとゼロ位置の学習
サービス機能 センサーのパラメーターとゼロ位置学習は以下の後に行う必要があります:
サービス機能 センサーのパラメーターとゼロ位置学習はセットアップの手順に含まれています。
サービス機能 パラメーターおよびゼロ位置学習のための前提条件
センサーのパラメーターまたはゼロ位置学習のジョブを開始する前に、車両を以下の状態に保つ必要があります:
- エンジン オフ、イグニッション オン
- 車両は全てのホィールがフロアに接地し、水平に停止していること。
- 車両は振動を受ける状態にない
- 車両のドアは閉じられた状態