E65 のパーキング ヒーター ユニットに関する一般情報
このドキュメントには、パーキング ヒーター ユニットがロックされた場合の一般情報および手順が記述されています。
パーキング ヒーター ユニット ロックに関する情報
以下の故障時のロックの原因 が考えられます:
- 電圧降下カット オフ
- 異常過熱保護が作動した
- 燃料不足
すなわち作動中に故障が検知されると、故障時のロックが作動し、パーキング/ヒーターがオフになります。故障時のロックを解除するためには、リモート スタート トランスミッターで 1 度オフに切り換える必要があります。
燃焼が正常に行われずに連続して 3 回故障が発生すると、ヒーターのロックが行われます。
ヒーター ロック後のロック解除:
サービス機能「パーキング ヒーター ユニット ロック解除」を実行する必要があります。および 続いて電源をオフにするためにパーキング ヒーター ユニットのフューズを作動させる必要があります。
一般情報およびヒント
パーキング ヒーター ユニットを支障なく作動させるための情報
- 電圧降下を防止し、バッテリーとオルタネーターを点検し、 短距離走行の問題点に関して顧客に説明します。 電圧降下の場合、 IHKA が始動メッセージをパーキング ヒーター ユニットへ送らないというケースも発生することがあります。 必ず IHKA ディフェクト メモリーを一緒に読み出すか、またはパーキング ヒーター ユニットの診断を行ってください。
- タンクがリザーブの位置にある場合、原則としてパーキング ヒーター ユニットは作動しません。パーキング ヒーター ユニットは故障によってロックされていてはなりません。
- 黒煙の発生、パーキング ヒーター ユニットは気化式バーナーです。つまり、 短距離走行時にはバーナーは何回もリッチになり、そのため原理上黒煙を発生させます。燃焼による清浄化は、短い燃焼ステージではもたらされません。