ACC センサーを脱着した後、ディフェクト メモリーに調整エラーが登録された場合は、ACC センサーの調整が必要です。
ACC センサーの調整は、フロアにガイド レールを固定した専用の調整場所で行う必要があります。
ACC センサーの調整には、必ず BMW 推奨のスペシャル ツールとテスト ツールを使用してください。
全てのテスト ツールは正常で、損傷があってはなりません。
ガイド レールおよび隣接する領域に汚れやその他の異物がないか確認してください。
新品のセンサーを取り付けた場合は、予備調整をリペア マニュアルに従って実施します。
予備調整後に微調整を行わないのはきわめて不十分です!
ACC2 センサー(2004 年 9 月生産以降の E63/E64、2005 年 3 月生産以降の E60/E61)は予備調整は必要ありません。
ACC システムの機能は、ACC センサーの調整の精度に非常に強く依存しています。そのためテスト モジュールの指示に従って細心の注意を払って調整を行う必要があります。
次の点を確認します:
注意事項
ACC センサーの調整中、テスト モジュールに回転方向と回転角度が表示されます。これらの値は、狭い範囲(直線範囲)に限って、適切な調整値に近似する値です。テスト モジュールに表示された値が規定値にすぐに近似しない場合(約 7 補正)、ACC センサーは直線範囲外にあります。このような場合、必要に応じて直線範囲に達するまで調整角度を自動的に増減させる必要があります。
スロット カバーの調整
レーザー ポインターのスロット カバーとハウジングを正確に垂直にします。レーザー ポインターのレーザーが正確にスロット カバーの中を通るように、スロット カバーの高さを調整します。
ミラー上下調節
ミラー上下調節用目盛りとダイアル
ミラー左右調節
ミラー左右調節用目盛りと固定ボルト
ミラー格納装置
ミラーを前後に倒すための格納装置 図では「後ろ」位置にあるミラーが示されています(ミラーは車両からみて遠ざかって格納される)。