セイフティ システム:セルフ テスト エラー

BYTEFLIGHT バス システムは、星型配置構造になっています。個々のセンサー(= センサー付き/無しコントロール ユニット)は、光ファイバー ケーブルを介してスター カプラーによって相互に接続されています。BYTEFLIGHT バス システムのスター カプラーは、SIM(セイフティ ゲートウェイ モジュール)です。各中継サテライトには、BYTEFLIGHT バス接続するための送信モジュール(トランスミッター)と受信モジュール(レシーバー)がユニットとして付属しています。これらのユニットには送信ダイオード、受信ダイオードが内蔵されています。

メイン機能

ディフェクト メモリー登録

以下のディフェクト メモリー登録の手順は、次のとおりです:

  1. セルフ テスト:メッセージが少なすぎる
  2. セルフ テスト:メッセージのデータ エラー
  3. セルフ テスト:伝送エラー
    コミュニケーション テスト(セルフ テスト)では、既に知られた規定のひな型に基づいてメッセージが送信されます。1 つのコントロール ユニットが、複数のコントロール ユニットにより受信されて点検される、既知の内容のメッセージを送信します。この点検の際、受信側のコントロール ユニットで故障 1 〜 3 が発生することがあります。

その際、状況は 2 つに分類できます:

次の 表 1 は、送信コントロール ユニットから一定のメッセージが送られない場合、どのコントロール ユニットがディフェクト メモリーを登録したかを示します。最初の縦の欄には送信コントロール ユニット(SSG)が表示され、最初の横の行には受信コントロール ユニット(ESG)が表示されます。

表 1:

 

ESG

SASL

SASR

SBSL

SBSR

SFZ

SGM

SSBF

SSFA

SSH

STVL

STVR

SZL

SSG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SASL

SASR

STVL

STVR

 

 

 

X

X

X

X

 

 

 

 

 

 

SBSL

 

X

X

 

X

X

X

X

X

X

X

X

X

SBSR

 

X

X

X

 

X

X

X

X

X

X

X

X

SFZ

 

X

X

X

X

 

X

X

X

X

X

X

X

SGM

 

 

 

X

X

X

 

 

 

 

 

 

 

SSFA

 

X

X

X

X

X

 

X

 

X

X

X

X

SSBF

 

X

X

X

X

X

 

 

X

X

X

X

 

表 2:

 

ESG

SASL

SASR

SBSL

SBSR

SFZ

SGM

SSBF

SSFA

SSH

STVL

STVR

SZL

SSG =?

 

 

 

X

X

X

 

 

 

 

SASL

左 A ピラー中継サテライト

SASR

右 A ピラー中継サテライト

SBSL

左 B ピラー中継サテライト

SBSR

右 B ピラー中継サテライト

SFZ

車両中央中継サテライト

SGM

セイフティ ゲートウェイ モジュール

SSBF

運転席シート中継サテライト

SSFA

助手席シート中継サテライト

SSH

リア シート中継サテライト

STVL

左フロント ドア中継サテライト

STVR

右フロント ドア中継サテライト

SZL

ステアリング コラムのスイッチ センター

サービス機能

安全上の注意事項

フューエル ポンプに関する作業は、必ずイグニッションをオフにしてから行ってください!

エアバッグに関する全ての作業は、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから行ってください!

全ての BYTEFLIGHT コントロール ユニット、センサーおよびガス ジェネレーターは、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから脱着してください!

BYTEFLIGHT バスの光ファイバー ケーブルを修理する際は、セイフティ ゲートウェイ モジュールと中継サテライト間に許される切断部は 1 箇所のみであることに注意する必要があります。セイフティ ゲートウェイ モジュールとドア中継サテライト間では、ドア コネクターにより既に切断箇所が設けられているため、光ファイバー ケーブルを修理することはできません。異常がある場合は、光ファイバー ケーブルを交換する必要があります!