セイフティ システムのシステム時間

BYTEFLIGHT バス システムは、星型配列構造になっています。個々のセンサー(= センサー付き/無しコントロール ユニット)は、光ファイバー ケーブルを介してスター カプラーによって相互に接続されています。BYTEFLIGHT バス システム内の スター カプラー は、セイフティ インフォメーション モジュー(SIM)またはセイフティ ゲートウェイ モジュール(SGM)です。車両により、SIM または SGM がスター カプラーになっています。次に SIM または SGM に付いて説明します。

セイフティ システムには、全てのコントロール ユニットに対して統一されたシステム時間が存在します。システム時間は車両の製造時、診断コマンドによってスタートします。この手順は 1 回しか実行できません。これは、システム時間をリセットできないことを意味します。システム時間は、BYTEFLIGHT バスで生成された各同期パルスによって増加します。セイフティ インフォメーション モジュール(SIM)またはセイフティ ゲートウェイ モジュール(SGM)は、バス マスターであり、同期パルスの生成を担います。SIM または SGM によって、「システム時間」メッセージが全ての BYTEFLIGHT ユニットに送られます。コントロール ユニットは、以下の場合にこの時間をまず登録します。

メイン機能

新しいコントロール ユニットの同期

セイフティ システムのコントロール ユニットを交換する場合、コーディング/プログラミングを行なった後、システム時間が自動的にスタートします。コーディング/プログラミングを行なった後、システム時間が自動的にスタートしなかった場合、コントロール ユニットにディフェクト メモリーが登録されます:「システムの故障」 が登録されます。サービス機能でシステム時間を後からマニュアルでスタートさせることができます。その他にステイタス「システム時間がスタートした/スタートしない」を点検することができます。コーディング/プログラミングを行った後、システム時間が自動的スタートしない場合、BYTEFLIGHT コントロール ユニットのために後からマニュアルでスタートさせる必要があります。BYTEFLIGHT コントロール ユニットには、以下の手順が必要です:

重要!

サービス機能

安全上の注意事項

フューエル ポンプに関する作業は、必ずイグニッションをオフにしてから行ってください!

エアバッグに関する全ての作業は、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから行ってください!

全ての BYTEFLIGHT コントロール ユニット、センサーおよびガス ジェネレーターは、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから脱着してください!

BYTEFLIGHT バスの光ファイバー ケーブルを修理する際は、光ファイバー ケーブルは 1 箇所でしか切断できないことに注意する必要があります。すでにドア コネクターのために光ファイバー ケーブルに切断箇所がある場合は、そのような光ファイバー ケーブルは修理不能です。異常がある場合は、光ファイバー ケーブルを交換する必要があります!