定期点検整備チェック リスト CESG(FUP3 - 点検)
セイフティ システムの定期点検整備用チェック リスト
全ての BMW ハイドロジェン 7 の水素タンク システムの変換は非常に高い安全標準を満たしています。クリーン エネルギー コントロール ユニットの全ネットワークと水素システムに最適化されたエンジン アプリケーション ソフトウェアが常に正常に機能することを保証するために、セイフティ システムの定期的な機能点検が必ず必要です。
下記のチェック リストは、該当するリペア マニュアルの他に、適切な処置のためのマニュアルとしても使用できるもので、点検の時間的な手順を記載しています。以下のテスト モジュールで点検できることと、読出し可能なステイタス、クリーン エネルギー コントロール ユニット(CESG)のコントロール ユニット機能でのディフェクト メモリーの読出しは、このチェック リストのサポートにのみ使用します。さまざまな制御の実行および状態(特にバルブ)の点検には「FUP-Box」が必要です。
セイフティ システムの機能点検を開始する前に、リペア マニュアルに従ってこの FUP-Box をシステム ネットワークに接続する必要があります!
各作業を始める前に、この FUP 点検中に発生するディフェクト メモリー登録が BMW センターへ送られないようにするために Movline コントロール ユニットを外してください。全ての作業の終了後、Moviline コントロール ユニットを再び接続してください!
注意事項:
1.) このチェック リストをプリントアウトし、進行に従って個々の項目に鉛筆で「チェック マーク」を入れ、各点検に対するそれぞれの反応および注釈を記録することを推奨します...
2.) 各点検の前、各キャンセル基準の作動後(下記を参照)、および H2 センサーへのガス吹付けを行った後は(下記を参照)、ディフェクト メモリーを消去してください。もちろん、すべての作業の開始前に、存在する不具合を適切に処理しておく必要があります。
3)クリーン エネルギー コントロール ユニットの電源供給が中断された場合(またはハーネス コネクターを外すことによって)、ディフェクト メモリーと内部メモリーをひっくるめて消去してください。続いてこのコントロール ユニットは静止状態(「スリープ モード」)へ移行しなければなりません。... この処置によって、コントロール ユニットを外すと生成されるディフェクト メモリー登録がフィルタリングされます。
4.) その他、各点検が終了した後は、FUP-Box 上のスイッチを操作してキャンセル基準を作動させ、操作したすべてのスイッチを初期位置に戻す必要があります。
5.) フューエル リッドを開けて、電流ループ アダプターを使用した点検:
キャンセル基準の作動による各コンポーネント点検の終了後、電流ループ アダプターを取り外してください。フューエル リッドはタンク充填が許可されないので、閉じてください。
6.) 各コンポーネント点検の終了後、エンジンを H2(水素)モードで始動させて、ニューマチック式バルブによってプレッシャー アキュムレーターに 14 bar の絶対圧力をかけられるようにします!
警告/必ず守ってください!
セイフティ システムの点検時のすべての制御時間を守ってください!
BMW ハイドロジェン 7 は、すべての機能点検がサービス技術の専門家により「正常」と判断された場合にのみワークショップから出庫することが許可されます。
点検をひとつとして怠ってはなりません。
以下の 7 つの点検はセイフティ システムの機能点検の基本構成部です(FUP 3):
- ガス警告装置(GWA)の点検、モード >パーキング<
- ガス警告装置(GWA)によるタンク補給中止の点検
- タンク補給中のエンジン始動のロックの点検
- タンク補給中止の点検
- GWA の点検、モード >走行<
- H2 モードでの異常時の反応の点検
- 冷却水熱交換器(KWWT)の氷結の点検
点検 1:ガス警告装置、モード >パーキング<
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアルをプリント アウトします(RA 61 35 HX9 エンジン ルームの水素センサーおよび RA 61 35 H10 ルーフライナーの水素センサー)。
処置:2 個の H2 センサー(車室内とエンジン ルーム)にアクセスできるようにします。
処置:すべてのウィンドウを閉じます。ドアを閉じ、車両から離れます。
(注意事項:診断ヘッドがケーブルによってテスターと接続されている場合は、ウィンドウを少し開けてケーブルを通します。)
処置:H2 濃度が 3.0 体積パーセント(Vol%)の点検ガスと センサー アダプターを準備します。
- 車両のその都度の予備コンディショニング:
処置:車両キーを抜きます(= Kl.0)。
繰り返して行う処置:点検ガスによる各 H2 センサーへのガス吹付け前にクリーン エネルギー コントロール ユニットを静止状態(「スリープ モード」)に移行します。この静止状態は、右側に記載したテスト モジュールを使用して設定してください。
繰り返して行う処置:各 H2 センサーへのガス吹付け前にガス吹付けホースを、点検するセンサーに差し込みます。
- H2 センサーに点検ガスを吹き付けます:
繰り返して行う処置:2 個の H2 センサーに順番に点検ガスを吹き付けるまでです。それぞれ 2.0 Vol% で高アラームが作動しなければなりません。点検ガスを以下の箇所に使用します:
注意事項:アラームが作動するまで最大で約 10 分の時間がかかることがあります。
- RA 61 35 H10(車内センサー)を参照。
- RA 61 35 HX9(エンジン ルーム センサー)を参照。
- 反応の点検:
処置:アラームが起こった後にその都度 Kl.R をオンにして、診断セッションを続けます(診断ヘッドを差し込む)。
テスト モジュールの使用:3.) のために、該当する H2 センサーに対するディフェクト メモリー登録/情報メモリー登録が行われているかを点検します。
目視点検:車内の H2 アラームの場合にドア ウィンドウが開いているかを点検します。エンジン ルームの H2 センサーにガスを吹き付ける場合はドア ウィンドウを開いてはなりません。
目視点検:メーター パネルの表示を点検します。車両キーの挿入(=Kl.R)以降にはじめて表示が現れなければなりません。表示は、H2 アラームが警告を発している間のみアウトプットされます。
目視点検:繰り返して行う点検の場合、センサーへのガス吹付けによってドアの 4 個の警告 LED が点滅するか点検します(LED が点滅しなければなりません)。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 2:ガス警告装置によるタンク補給の中止
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアルをプリント アウトします(RA16 00 H22 フロー回路アダプター接続/RA 6135 H12 水素センサー NSK/RA 61 35 H13 水素センサー フィラーパイプ/RA 16 00 H24 FUB-Box 接続)
処置:フロー回路アダプターをタンク充填側に取り付けます。
処置:2 個の H2 センサー(充填カップリングとサブ システム カプセルに装着)にアクセスできるようにします。
処置:H2 濃度が 3.0 体積パーセント(Vol%)の点検ガスと センサー アダプターを準備します。
- 車両の予備コンディショニング:
処置:車両での燃料補給が許可されるようにします。以下の手順を行います:
- 車両を Kl.R オンにします。
- 水素タンク内のタンク内部圧力を 5.3 bar 以下の超過圧力にします。
注意事項:これは、停止時の車両を水素モードで駆動させることによって可能です。超過圧力はメーター パネルの該当するメニューまたはコントロール ユニット機能で読み出すことができます。
- タンク充填レベル(水素タンク容量)を 80 %以下(7200 グラム以下に相当)にします。
- エンジンを停止し、セレクター レバーを P 位置にしてパーキング ブレーキ (EMF) を作動させます。
- 車両を、ガス警告が発信されない状態 - またディフェクト メモリーにメモリーがない状態にします。
- エンジン シャットオフ バルブが閉じていることを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで表示させることができます)。
注意事項:一般的に以下が CESG に当てはまります:閉じられたバルブは常に 0 % の PWM 値を送り返します。
- 衝突信号または検知された衝突に対する不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで読み出すことができます)。また衝突センサー(ISIS)が作動していることを確認します。
- ガス警告装置のコンポーネントの不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します。
注意事項:必要に応じて、メモリーされている不具合を、以後のすべての作業の前に専門的に修理しておく必要があります。軽度のセンサーの不具合は、場合によって無視して消去することができます。
- 回路バッテリーおよび CE バッテリーが十分に(70 % 以上)充電されていることを確認します。
注意事項:低い充電状態はディフェクト メモリーに登録されます。
処置:フューエル リッド スイッチを 2 度押して燃料補給許可を要求します(フューエル リッドが開くこと)。
処置:フロー回路アダプターを接続します(車両は補給可能状態です)。
注意事項:FUP-Box では、閉じられたフロー回路の確認用として LED「SS」が点灯します。
FUP-Box の点検:ガス(BEV_G)および液体(BEV_F)用のバルブが開くと、常にこれらの LED が点灯します(水素タンクの補給時にはこれらのバルブが開いていなければなりません - 該当する LED「BEV_F」および「BEV_G」が点灯すること)。
- H2 センサーに点検ガスを吹き付けます:
繰り返して行う処置:2 個の H2 センサーに順番に点検ガスを吹き付けるまでです。それぞれ 2.0 Vol% でアラームが作動しなければなりません。点検ガスを以下の箇所に使用します:
- RA 61 35 H10(NSK センサー)を参照。
- RA 61 35 H10(充填カプラー センサー)を参照。
- 反応の点検:
コントロール ユニット機能を利用します:3.)でそれぞれ行われたガス吹付けの後に、各 H2 センサーに対するディフェクト メモリー登録が行われたかを点検します(点検の結果として不具合がメモリーされていなければなりません)。
目視点検:メーター パネルの表示を点検します。車両キーの挿入(=Kl.R)以降にはじめて表示が現れなければなりません。表示は、H2 アラームが警告を発している間のみアウトプットされます。
目視点検:繰り返して行う点検の場合、センサーへのガス吹付けによってドアの 4 個の警告 LED が点滅するか点検します(LED が点滅しなければなりません)。
FUP-Box の点検:燃料補給が現在ロックされているかを点検します。燃料補給がロックされている場合、フロー回路が遮断されています(点灯していたLED「SS」が消灯すること)。ロックされた燃料補給は、LED「BEV_F」および「BEV_G」が消灯していることで確認できます。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 3:補給中のエンジン始動のロック
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアルを プリント アウトします(RA 16 00 H22 フロー回路アダプター接続 / RA 16 00 H24 FUB-Box 接続)
処置:フロー回路アダプターをタンク充填側に取り付けます。
- 車両の予備コンディショニング:
処置:車両での燃料補給が許可されるようにします。以下の手順を行います:
- 車両を Kl.R オンにします。
- 水素タンク内のタンク内部圧力を 5.3 bar 以下の超過圧力にします。
注意事項:これは、停止時の車両を水素モードで駆動させることによって可能です。超過圧力はメーター パネルの該当するメニューまたはコントロール ユニット機能で読み出すことができます。
- タンク充填レベル(水素タンク容量)を 80 %以下(7200 グラム以下に相当)にします。
- エンジンを停止し、セレクター レバーを P 位置にしてパーキング ブレーキ (EMF) を作動させます。
- 車両を、ガス警告が発信されない状態 - またディフェクト メモリーにメモリーがない状態にします。
- エンジン シャットオフ バルブが閉じていることを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで表示させることができます)。
注意事項:一般的に以下が CESG に当てはまります:閉じられたバルブは常に 0 % の PWM 値を送り返します。
- 衝突信号または検知された衝突に対する不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで読み出すことができます)。また衝突センサー(ISIS)が作動していることを確認します。
- ガス警告装置のコンポーネントの不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します。
注意事項:必要に応じて、メモリーされている不具合を、以後のすべての作業の前に専門的に修理しておく必要があります。軽度のセンサーの不具合は、場合によって無視して消去することができます。
- 回路バッテリーおよび CE バッテリーが十分に(70 % 以上)充電されていることを確認します。
注意事項:低い充電状態はディフェクト メモリーに登録されます。
処置:フューエル リッド スイッチを 2 度押して燃料補給許可を要求します(フューエル リッドが開くこと)。
処置:フロー回路アダプターを接続します(車両は補給可能状態です)。
注意事項:FUP-Box では、閉じられたフロー回路の確認用として LED「SS」が点灯します。
FUP-Box の点検:ガス(BEV_G)および液体(BEV_F)用のバルブが開くと、常にこれらの LED が点灯します(水素タンクの補給時にはこれらのバルブが開いていなければなりません - 該当する LED「BEV_F」および「BEV_G」が点灯すること)。
- キャンセル基準またはエンジン始動の作動:
処置:エンジン始動(試み)を行います。
- 反応の点検:
点検:試みられたエンジン始動のために燃料補給がキャンセルされたかを点検します(燃料補給がキャンセルされていなければなりません)。さらに、エンジン始動がスタート ロック リレーの作動によりキャンセルされたかを点検します(エンジン始動はスターター ロック リレーの作動によりキャンセルされていなければなりません)。>ステイタス、スターター ロック< は CESG 用のコントロール ユニット機能で読み出すことができます。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 4:燃料補給キャンセル基準
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアルを プリント アウトします(RA 16 00 H22 フロー回路アダプター接続 / RA 16 00 H24 FUP-Box 接続)
処置:フロー回路アダプターをタンク充填側に取り付けます。
- 車両の予備コンディショニング:
処置:車両での燃料補給が許可されるようにします。以下の手順を行います:
- 車両を Kl.R オンにします。
- 水素タンク内のタンク内部圧力を 5.3 bar 以下の超過圧力にします。
注意事項:これは、停止時の車両を水素モードで駆動させることによって可能です。超過圧力はメーター パネルの該当するメニューまたはコントロール ユニット機能で読み出すことができます。
- タンク充填レベル(水素タンク容量)を 80 %以下(7200 グラム以下に相当)にします。
- エンジンを停止し、セレクター レバーを P 位置にしてパーキング ブレーキ (EMF) を作動させます。
- 車両を、ガス警告が発信されない状態 - またディフェクト メモリーにメモリーがない状態にします。
- エンジン シャットオフ バルブが閉じていることを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで表示させることができます)。
注意事項:一般的に以下が CESG に当てはまります:閉じられたバルブは常に 0 % の PWM 値を送り返します。
- 衝突信号または検知された衝突に対する不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します(これは CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しで読み出すことができます)。また衝突センサー(ISIS)が作動していることを確認します。
- ガス警告装置のコンポーネントの不具合がディフェクト メモリーにメモリーされていないことを確認します。
注意事項:必要に応じて、メモリーされている不具合を、以後のすべての作業の前に専門的に修理しておく必要があります。軽度のセンサーの不具合は、場合によって無視して消去することができます。
- 回路バッテリーおよび CE バッテリーが十分に(70 % 以上)充電されていることを確認します。
注意事項:低い充電状態はディフェクト メモリーに登録されます。
処置:フューエル リッド スイッチを 2 度押して燃料補給許可を要求します(フューエル リッドが開くこと)。
処置:フロー回路アダプターを接続します(車両は補給可能状態です)。
注意事項:FUP-Box では、閉じられたフロー回路の確認用として LED「SS」が点灯します。
FUP-Box の点検:ガス(BEV_G)および液体(BEV_F)用のバルブが開くと、常にこれらの LED が点灯します(水素タンクの補給時にはこれらのバルブが開いていなければなりません - 該当する LED「BEV_F」および「BEV_G」が点灯すること)。
- 8 つのキャンセル基準の作動:
FUP-Box の再使用:以下では 8 つのキャンセル基準が点検されます。キャンセル基準の各作動後にただちに該当する反応を点検する必要があります(4 を参照)。4.)に記載された反応は各キャンセル基準に有効です(この規定からの例外には注釈が付きます)。個々のキャンセル基準は以下の通りです:
- タンク内部圧力を 5.95 bar 以上の超過圧力に設定 - FUP-Box のタンク圧力スイッチ P_Tank 1 または P_Tank 2 を押すことによりタンク内部圧力が上昇します。
注意事項:操作後に FUP-Box 上の 4 個の LED がいずれも点灯してはなりません。
- タンク内部圧力を 5.95 bar 以上の超過圧力に設定 - FUP-Box のタンク圧力スイッチ P_Tank 1 および P_Tank 2 を同時に押します。
注意事項:操作後に FUB-Box 上の 4 個の LED がいずれも点灯してはなりません。
- イグニッションをオンにし(Kl.15 オン)、続けてパーキング ブレーキ(EMF)を解除します。
- セレクター レバーを P 位置以外にします、または P 位置から N 位置にします
注意事項:FUP-Box 上の 4 個の LED が、キャンセル基準を作動させて 20 秒が経過した後にまだ点灯していてはなりません。
- 過充填ロックを反応させます - FUP-Box のスイッチ L_Stop1 または L_Stop2 を操作。
注意事項:FUP-Box 上の 4 個の LED が、キャンセル基準を作動させて 20 秒が経過した後にまだ点灯していてはなりません。
FUP-Box の L_Stop1 および L_Stop2 スイッチを同時に操作して、過充填防止を応答させます。
注意事項:FUP-Box 上の 4 個の LED は、キャンセル基準を作動させて 20 秒が経過した後にまだ点灯してはなりません。
- タンク内に空気を吸入または供給することによりタンク圧力を 0.9 bar 以下に調整します。これは、FUP-Box のタンク圧力スイッチ P_Tank 1 および P_Tank 2 を同時に押すことで達成されます。
注意事項:操作後に FUP-Box 上の 4 個の LED がいずれも点灯してはなりません。
- 検知された衝突のシミュレーション - FUP-Box のスイッチ SBK をスイッチ位置 1 に設定(>インプット値、クラッシュ センサー < は CESG 用のコントロール ユニット機能の読出しから読み出すことができます)。
- 電流ループを開けて、ガス ステーション許可信号を除去することによるキャンセル。注意事項:FUP-Box 上の 4 個の LED は、キャンセル基準を作動させて 20 秒が経過した後にまだ点灯してはなりません。
- 反応の点検 - キャンセル基準の作動後に毎回必要:
処置:キャンセル基準の各点検後に、関係するディフェクト メモリー登録が行われているかどうかを点検する必要があります(その都度自動的にディフェクト メモリーへの登録が行わなければなりません)。
次のキャンセル基準の点検前に、メモリーされているディフェクト メモリーをそれぞれ消去しなければなりません。
目視点検:メーター パネルの表示の点検 - 水素モード時のエンジン始動の不具合は、メーター パネルの当該表示、たとえば:「H2(水素)システムの機能不良」によってわかるはずです。
FUP-Box の目視点検:燃料補給および水素モードでのエンジン始動の可能性が現在ロックされているかどうかを点検します。燃料補給がロックされている場合、フロー回路は遮断されています(これは、LED「SS」の消灯により確認可能)。
注意事項:上記の燃料補給ロックはキャンセル基準 b)、f)、g)の作動後にのみ発生しなければなりません!
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 5:ガス警告装置、モード >走行<
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアルをプリント アウトします(RA 61 35 H10 ルーフライナーの水素センサー/RA 61 35 H11 ラゲッジ ルームの水素センサー/RA 16 00 H24 FUP-Box 接続)。
処置:2 個の H2 センサー(車室内とラゲッジ ルーム)にアクセスできるようにします。
確認:水素モードでの始動が可能なように、タンク内に十分な水素が入っていなければなりません。
処置:H2 濃度が 3.0 体積パーセント(Vol%)の点検ガスと センサー アダプターを準備します。
- 車両のその都度の予備コンディショニング:
処置:車両を水素モードで始動します。
注意事項:一般に以下が当てはまります:BMW ハイドロジェン 7 が水素モードにあることは、FUP-Box の LED「MAV」および「BEV_G」の点灯により確認されます。
処置:すべてのウィンドウを閉じます。
- H2 センサーに点検ガスを吹き付けます:
繰り返して行う処置:2 個の H2 センサーに順番に点検ガスを吹き付けるまでです。それぞれ 2.0 Vol% で高アラームが作動しなければなりません。点検ガスを以下の箇所に使用します:
- RA 61 35 H10(車内)を参照。
- RA 61 35 H11(トランク ルーム)を参照。
FUP-Box の再使用:アラームの作動後、ガソリン モードへの切換えが行われなければなりません。ガソリン モードは、FUP-Box の LED「MAV」と「BEV_G」が消灯することで識別されます。
- 反応の点検:
目視点検:FUP-Box による制御によって、手動によるガソリン モードへの各切換え後に、要求通りに応答されたかを点検します。これは、メーター パネルの当該表示、たとえば:「H2(水素)システムの機能不良」によってわかるはずです。
コントロール ユニット機能を利用します:3.) のために、該当する H2 センサーに対するディフェクト メモリー登録が行われているかを点検します。
目視点検:車内の H2 アラームの場合にドア ウィンドウが開いているかを点検します。室内(コンパートメント ルーム)の H2 センサーにガスを吹き付ける場合にのみ、ドア ウィンドウを開くことが許可されます。
目視点検:メーター パネルの表示を点検します。車両キーの挿入(=Kl.R)以降にはじめて表示が現れなければなりません。表示は、H2 アラームが警告を発している間のみアウトプットされます。
目視点検:ガス吹付けを行う度にドアの 4 個の警告 LED が点滅するか点検します(LED が点滅しなければなりません)。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 6:H2 モードでの異常時の反応
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアル(RA 16 00 H24 FUP-Box 接続)をプリント アウトします。
確認:水素モードでの始動が可能なように、タンク内に十分な水素が入っていなければなりません。
- 車両のその都度の予備コンディショニング:
処置:車両を水素モードで始動します。
注意事項:車両が水素モードにあることは、FUP-Box の LED「MAV」および「BEV_G」の点灯により確認されます。
- キャンセル基準の作動:
処置:タンクへの空気の吸入を確立します - タンク圧力スイッチ P_Tank 1 および P_Tank 2 を同時に押します。両方のスイッチがスイッチ位置 < 0.9 bar の超過圧力に設定されなければなりません。
FUP-Box の目視点検:キャンセル基準の作動後に両方の LED「MAV」および「BEV_G」が消灯しなければなりません。
処置:タンクへの空気の吸入を確立します - タンク圧力スイッチ P_Tank 1 および P_Tank 2 を同時に押します。両方のスイッチがスイッチ位置 > 5.95 bar の超過圧力に設定されなければなりません。
FUP-Box の目視点検:キャンセル基準の作動後に両方の LED「MAV」および「BEV_G」が消灯しなければなりません。
- 反応の点検:
目視点検:FUP-Box により制御され、手動によるガソリン モードへの切換え後に、要求通りに反応が行われたかを点検します。これは、メーター パネルの該当する表示により確認できます。
コントロール ユニット機能を利用します:3.)のために不具合登録「燃料補給ロック」がディフェクト メモリーに書き込まれたかを点検します(ディフェクト メモリー登録「燃料補給ロック」がディフェクト メモリーに書き込まれなければなりません)。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。
点検 7:冷却水熱交換器の氷結
- 準備/必要な補助ツール:
処置:関係するリペア マニュアル(RA 16 00 H24 FUP-Box 接続)をプリント アウトします。
確認:水素モードでの始動が可能なように、タンク内に十分な水素が入っていなければなりません。
- 車両のその都度の予備コンディショニング:
処置:車両を水素モードで始動させます(FUP-Box で該当する表示を点検します)。
- 4 つのキャンセル基準の作動:
FUP-Box の再使用:以下では 4 つのキャンセル基準が点検されます。キャンセル基準の各作動後にただちに該当する反応を点検する必要があります(4 を参照)。個々のキャンセル基準は以下の通りです:
- タンク温度を -30 C 以下に設定します - FUP-Box の選択スイッチ T_WT を操作します。
- エンジン シャットオフ バルブ温度を -30 C 以下に設定します - FUP-Box の選択スイッチ T_MAV を操作します。
- 冷却水フィード温度を -30 C 以下に設定します - FUP-Box の選択スイッチ T_KWVL を操作します。
- 冷却水リターン温度を -30 C 以下に設定します - FUP-Box の選択スイッチ T_KWRL を操作します。
FUP-Box の目視点検:各キャンセル基準の作動により水素モードからガソリン モードへの自動切換えが行われます。これは FUP-Box の LED「MAV」および「BEV_G」の消灯によって確認できます。
- 反応の点検:
目視点検:FUP-Box により制御され、手動によるガソリン モードへの各切換え後に、要求通りに反応が行われたかを点検します。これは、メーター パネルの当該表示、たとえば:「H2(水素)システムの機能不良」によってわかるはずです。
コントロール ユニット機能を利用します:3.)のためにディフェクト メモリーに不具合が登録されたかを点検します(ディフェクト メモリーへの登録が書き込まれていなければなりません)。
- 特記事項と注釈:
処置:その他の特記事項と注釈を手書きで記録します。