定期点検整備チェック リスト CESG(FUP3 - 点検)

 

セイフティ システムの定期点検整備用チェック リスト

全ての BMW ハイドロジェン 7 の水素タンク システムの変換は非常に高い安全標準を満たしています。クリーン エネルギー コントロール ユニットの全ネットワークと水素システムに最適化されたエンジン アプリケーション ソフトウェアが常に正常に機能することを保証するために、セイフティ システムの定期的な機能点検が必ず必要です。

下記のチェック リストは、該当するリペア マニュアルの他に、適切な処置のためのマニュアルとしても使用できるもので、点検の時間的な手順を記載しています。以下のテスト モジュールで点検できることと、読出し可能なステイタス、クリーン エネルギー コントロール ユニット(CESG)のコントロール ユニット機能でのディフェクト メモリーの読出しは、このチェック リストのサポートにのみ使用します。さまざまな制御の実行および状態(特にバルブ)の点検には「FUP-Box」が必要です。

セイフティ システムの機能点検を開始する前に、リペア マニュアルに従ってこの FUP-Box をシステム ネットワークに接続する必要があります!

各作業を始める前に、この FUP 点検中に発生するディフェクト メモリー登録が BMW センターへ送られないようにするために Movline コントロール ユニットを外してください。全ての作業の終了後、Moviline コントロール ユニットを再び接続してください!

注意事項:

1.) このチェック リストをプリントアウトし、進行に従って個々の項目に鉛筆で「チェック マーク」を入れ、各点検に対するそれぞれの反応および注釈を記録することを推奨します...

2.) 各点検の前、各キャンセル基準の作動後(下記を参照)、および H2 センサーへのガス吹付けを行った後は(下記を参照)、ディフェクト メモリーを消去してください。もちろん、すべての作業の開始前に、存在する不具合を適切に処理しておく必要があります。

3)クリーン エネルギー コントロール ユニットの電源供給が中断された場合(またはハーネス コネクターを外すことによって)、ディフェクト メモリーと内部メモリーをひっくるめて消去してください。続いてこのコントロール ユニットは静止状態(「スリープ モード」)へ移行しなければなりません。... この処置によって、コントロール ユニットを外すと生成されるディフェクト メモリー登録がフィルタリングされます。

 

4.) その他、各点検が終了した後は、FUP-Box 上のスイッチを操作してキャンセル基準を作動させ、操作したすべてのスイッチを初期位置に戻す必要があります。

5.) フューエル リッドを開けて、電流ループ アダプターを使用した点検:
キャンセル基準の作動による各コンポーネント点検の終了後、電流ループ アダプターを取り外してください。フューエル リッドはタンク充填が許可されないので、閉じてください。

6.) 各コンポーネント点検の終了後、エンジンを H2(水素)モードで始動させて、ニューマチック式バルブによってプレッシャー アキュムレーターに 14 bar の絶対圧力をかけられるようにします!

警告/必ず守ってください!

セイフティ システムの点検時のすべての制御時間を守ってください!

BMW ハイドロジェン 7 は、すべての機能点検がサービス技術の専門家により「正常」と判断された場合にのみワークショップから出庫することが許可されます。

点検をひとつとして怠ってはなりません。

以下の 7 つの点検はセイフティ システムの機能点検の基本構成部です(FUP 3):

点検 1:ガス警告装置、モード >パーキング<

 

点検 2:ガス警告装置によるタンク補給の中止

 

点検 3:補給中のエンジン始動のロック

 

点検 4:燃料補給キャンセル基準

 

点検 5:ガス警告装置、モード >走行<

 

点検 6:H2 モードでの異常時の反応

 

点検 7:冷却水熱交換器の氷結