ボイル オフ テスト
サービス機能 (ボイル オフ テスト) を使用して、定期的にボイル オフ システムを点検してください。
テスト実施
前提条件
以下の前提条件は、ボイル オフ テストが CE モジュールによって実施されるために必要です:
- 水素充填レベル最低 6000 g
- エンジンが H2(水素)モードで支障なく作動する。
テスト実施
テスト開始後、以下の手順が行われます:
- テスト前提条件の点検
- CE モジュールのボイル オフ モジュールの開始
- タンク圧が最低 5.5 bar(正圧)に達するまでエンジンをアイドリングで回転させます。その際、ボイル オフ バルブが依然として閉じているか点検されます。
注意事項:
圧力上昇は最大 15 分かかります。
アイドル回転数は決して 2000 rpm を超えてはなりません。
必要なフューエル タンク プレッシャーに到達してから、エンジンを停止できます。
- ボイル オフ バルブが遅くとも 5 分後に開くか点検します。
注意事項:
ボイル オフ バルブの開くのが遅すぎるかどうか点検するには、このテストでしか確認することはできません。
- ボイル オフ バルブが開いた後、ボイル オフ オキシデーターの温度が遅くとも 8 分後に最低 240 o C に到達しているか点検されます。
テスト結果
不具合が発生している場合は、不具合情報がアウトプットされます。
不具合 (ボイル オフ バルブが開かない) が発生する場合、ボイル オフ バルブの開圧力を点検してください。 必要に応じボイル オフ バルブを交換してください。
その他の全ての不具合が発生すると、CE モジュールのディフェクト メモリーに不具合が登録されます。 その他のトラブルシューティングは、以下のテスト モジュールを使用して行われます:
- テスト モジュール ボイル オフ圧力センサー(プレッシャー制御領域の不具合)
- テスト モジュール ボイル オフ温度センサー(温度検知領域の不具合)
当該不具合が確認されると、テスト モジュールは自動的にテスト プランへ取り込まれます。
テスト キャンセル
不具合のためにテスト手順がキャンセルされた場合、CE モジュールのボイル オフ テストの作動を以下の通りに終了させてください:
- イグニッションおよび Kl.R をオフにします
- CE モジュールをスリープ モードに移行させます。
このことから、いずれにせよサービス機能は最後まで実施してください!
短縮されたテスト手順
サービス機能の始めに、ボイル オフ システムがすでに作動していることが確認される場合、すぐにオキシデーター温度のモニターが実施されます。