ターミナル制御とバス システム

ターミナル制御は様々なコントロール ユニットを介して分割されています。以下のブロック ダイアグラムは、関係するコントロール ユニットとボディ電装への組み込みを一覧表示したものです。

FEA0304PIC65613101

PM

パワー モジュール

CAS

カー アクセス システム

CD-GW

コントロール ディスプレイ(ゲートウェイ)

SGM

セイフティ ゲートウェイ モジュール

DME/DDE

デジタル モーター エレクトロニクス/ディーゼル エレクトロニクス

 

 

K-CAN S

ボディ範囲のシステム用バス システム

K-CAN P

ボディ範囲の周辺機器用バス システム

MOST

オーディオおよび通信関係のバス システム

BYTEFLIGHT

エアバッグ コントロール ユニット用バス システム

PT-CAN

駆動系およびシャシー関係のバス システム

以下のターミナルがあります:

Kl.30U と Kl.30B:

バッテリー ケーブルはパワー モジュール(PM)用の 1 本のケーブルとエンジン ルーム内の電源を供給するセイフティ バッテリー ターミナル(SBK)用の 1 本のケーブルに分かれます。Kl.30U と Kl.30B はパワー モジュール(PM)から延びています。この 2 つのターミナルは通常は常時接続されていて、ショートまたはその他の故障の場合に開きます(バッテリーの遮断に相当)。 この 2 つのターミナル(PM から延びている 2 本の厚いケーブル)を介して、ほとんど全てのコントロール ユニットに電源が供給されます。

Kl.30U または Kl.30B を介しては電源は供給されません:

エンジン ルームのフューズ ボックスを介して電源を供給される電装品(VTC モーター、SLP、コモン レール、電動ファン)

パワー モジュールから電源を供給されるコントロール ユニットと電装品(PDC、DME、CAS、LM、RLS、FBD レシーバー)

Kl.30PM(PM):

Kl.30PM は PM を介して以下のコントロール ユニットに電源を供給する専用 Kl.30 です。

LM

ライト モジュールの重複電源供給

メーター パネル

メーター パネルの重複電源供給

アンテナ アンプ

アンテナ アンプの電源供給

Kl.15:

Kl.15 はスタート/ストップ ボタン(イグニッション キー穴にキーが差し込まれた状態)の操作に応じて CAS によって切り換えられます。 Kl.15 のその他の切換えは PM(CAS から対応するメッセージを受け取った後)で行われます。 Kl.15 の切換えは半導体スイッチによって行われます。

Kl.15 -(CAS を介して):

CAS は自ら Kl.15 の信号ケーブルだけをいくつかの電装品に接続します。これらのケーブルはバス信号の重複用(バスが故障した場合)または制御ケーブルの役目をします。

Kl.15 -(PM を介して)

PDC

パーク ディスタンス コントロール(Kl.15 を介して電源を供給される唯一のコントロール ユニット)

Kl.R:

Kl.R は CAS からのバス信号を介してのみ通信するので純粋なターミナルではありません。Kl.R を介して電源を供給されるコントロール ユニットもまた存在しません。

Kl.87:

制御は DME/DDE によって行われます。Kl.15 が作動している場合にオンになり、Kl.15 がオフになった場合に遅れてオフになります。スイッチ エレメントは外部リレーです。Kl.87 はエンジン コントロール用の純粋なターミナルです。Kl.87 に接続しているコントロール ユニットはたとえば:

VTC

バルブトロニック - コントロール ユニット