チャージ圧アクチュエーター DDE 5.1

チャージ圧コントロールのために、「ウェスト ゲート」のない可変タービン ジオメトリー付きターボ チャージャーが 2 個採用されています。

タービン ハウジングの調整レバーでタービンの調整式ガイド ブレードを操作します。調整レバーは、 ターボ チャージャーに直結して取り付けられている電気式アクチュエーター(ウォーム ギアおよびコントロール ユニット付き電子制御モーター)によって作動します。アクチュエーターは単体では交換できません。

チャージ圧アクチュエーター 1 は走行方向右側にあります。

部品構成

• 可変タービン ジオメトリーおよび電気式アクチュエーター付きターボ チャージャー
  

機能

DDE コントロール ユニット主制御は、チャージ圧アクチュエーター 1 を制御し、DDE コントロール ユニット従属制御は、チャージ圧アクチュエーター 2 を制御します。チャージ圧アクチュエーターは、5 % 〜 95 % のデューティー比(変動するパルス幅)の矩形波信号で制御されます。

可変タービン ジオメトリーの点検

調整レバーは、最低 35° 〜 最高 45°の回転角度間で調整する必要があります。調整は迅速に行ってください。

故障時の処理

チャージ圧コントロールは以下の故障の場合にモニターされます：

• プラス、マイナスの制御値のずれ
  
• チャージ圧アクチュエーターの制御の故障
  
• チャージ圧アクチュエーターの故障(ロックされている、電気系の故障など)
  
• チャージ エア ホースが外れている
  

チャージ圧コントロールに故障が発生した場合は、以下のように対処されます：

• チャージ圧コントロールがオフにされ、チャージ圧アクチュエーターは固定デューティー比で制御されます。
  
• EGR システムがオフになります。
  
• チャージ圧の制御値にずれがある場合、噴射量が制限され、チャージ圧のために基準値がアウトプットされます。
  

以下の故障が発生する場合も、チャージ圧コントロールがオフにされます：

• EGR 制御の故障
  
• チャージ圧センサーの故障
  
• クランクシャフト回転数センサーの故障
  
• ペダル ポテンショメーターの故障
  
• エア マス メーターの故障
  
• Kl.15 の故障
  
• フロー コントロール バルブの故障
  
• 均等調整レギュレーターの故障