ドア モジュールのアウトプット駆動装置
ドア モジュールのアウトプット駆動装置は、グラウンドまたはプラスを切り換えます。 点検時、2 つの切換え状態が測定されます。
点検は各コンポーネント グループのテスト モジュールで行われます。
点検
点検時、駆動装置は診断を介して制御されます。 同時に、測定システムを介してボディ グラウンドに対する電圧が測定されます。 アウトプットがオフにされていない場合、グラウンドに対する抵抗も測定されます。
準備作業
- アクチュエーターのコネクターを外し、ワイア ハーネス側に適切なアダプターを接続します。
- 許容測定結果を保持するために、測定中、アクチュエーターはアダプターに接続されていてはなりません。
- 測定ケーブル MFK1(赤)をアダプターの規定ピンに接続します。 ピンの指示はテスト モジュールにあります。
- 測定ケーブル MFK1(黒)をボディ グラウンドに接続します。 ボディ グラウンドに対して接続が安定しているか確認します。
テスト手順
測定手順はテスト モジュールにプログラミングされ、完全に自動的に行われます。
重要!
測定手順の実行中、車両もテスターも操作してはなりません。
以下のテスト手順が行われます:
- アウトプット駆動装置は診断コマンドを介してグラウンドへ切り換えられます。
- 測定システムを介して電圧測定が行われます。 ボディ グラウンドに対する電圧は 1 V 以下であること。
- 続いて抵抗測定が行われます。 抵抗値は 10 Ωでなければなりません。
- 測定後、アウトプット駆動装置は診断コマンドを介してプラスへ切り換えられます。
- 測定システムを介して電圧測定が行われます。 ボディ グラウンドに対する電圧は 11 V 以上です。
続いて測定結果が表示されます。
点検可能なアウトプット
以下のアウトプットは、この手順を介して点検されます:
- 集中ロック(全ドア モジュール)
- ドア ミラー(フロント ドア モジュールのみ)
- ローラー ブラインド(リア ドア モジュールのみ)
- ロールス ロイスのみ:
コーチ ドア ロック (開ロック)