カー アクセス システム(CAS)は、車両に属するリモート コントロールまたはスペア キー用の 2 つの異なるナンバーを管理します。
キー ナンバーは、キーを検知する際の一つの方法です。 1 台の車両で最高 10 本のキーを使用することができるため、CAS 内には 1 〜 10 のキー ナンバーが保管されています。 キー ナンバーは変更できません。
リモート コントロールを操作すると、キー ナンバーが CAS へ伝送されます。 イグニッション スイッチへキーを差し込むと、CAS によってキー ナンバーが直接キーのトランスポンダー(メモリー ユニット)から読み出されます。
CAS の各キー ナンバーは固有のナンバーです。 必要に応じ、キー ナンバーによってキーが CAS 内にロックされます。 このために、サービス機能 クローズ機能および安全機能 - リモート コントロール/キー - ロック/開放 があります。
個人識別ナンバーは、車両でキー メモリーの設定を呼び出す際に必要になります。 リモート コントロールでロック解除する際に、リモート コントロールから個人識別ナンバーが CAS へ伝送されます。 CAS はデータ バスを介して、このナンバーを他のコントロール ユニットへ転送します。 各コントロール ユニットは、個人識別ナンバーを受け取るとキー メモリーに登録された設定をセットします。
ひとつのコントロール ユニットで、最大 4 通りの異なるキー メモリー設定をコーディングすることができます。 このため、個人識別ナンバーには 1 から 4 までの数値が割り当てられます。
納車の際に工場で引き渡された 2 つのリモート コントロールのキー ナンバーと個人識別ナンバーは同じです。 ただし、個人識別ナンバーはサービス機能 クローズ機能および安全機能 - リモート コントロール/キー - 個人識別ナンバー で変更することができます。
新たなキーを注文したりキーを交換する場合は、上記のサービス機能で 1 から 4 の数字を個人識別ナンバーとして登録することができます。
新しい個人識別ナンバーが与えられる場合は、各コントロール ユニットでこのナンバーに対するキー メモリー設定を CIP プログラムでコーディングする必要があります。