車両輸送中にバッテリーが放電しないように、一連の電装関係の機能は輸送モードによって作動解除されます。
輸送モードは車両生産中にセットされるため、顧客への納車前に消去する必要があります。
注意!
2007 年 9 月生産以降の車両では、輸送モードに設定されるとメーター パネル内に輸送モード アイコンが表示されます。輸送モードを解除すると、メーター パネル内の輸送モード アイコンは消えます。
輸送モード アイコン
輸送モードは、診断システムのサービス機能 (輸送モード消去) で消去できます。 さらにエア サスペンション装備車では、このサービス機能によって EHC コントロール ユニット(電動車高コントロール)の生産ライン モードと輸送モードが消去されます。
サービス機能によって、重要な全てのコントロール ユニットの輸送モードを自動的に消去します。 輸送モードの消去後、納車前点検が同じテスト手順で実施されます。 プログラム終了時に車両に取り付けられている全てのコントロール ユニットのディフェクト メモリーが消去されます!
輸送モードは、走行距離が 500 m 以下の車両の場合は、診断システムで作動させることができます。
注意!
(輸送モード消去) のテスト手順を完了した場合にのみ、納車前点検の記号はもうメーターパネルには表示されません。 テスト手順をキャンセルした場合、輸送モード消去のテスト手順を再スタートさせてください。 (輸送モード消去) のテスト手順を完了した場合にのみ、メーターパネルの納車前点検の記号が解除されます!
納車前点検の記号