バルブの漏れテスト
バルブの漏れテストによって、CE バルブの漏れの割合が確認されます。 テストを使用して、不良バルブを特定することができます。
テストは最低 100 日毎に行う必要があります!
テストを 100 日経過しても行わないと、水素タンクが機能を停止します。
テストの前提条件
以下の前提条件に注意する必要があります:
- タンク圧が 3.8 bara 〜 4.2 bara (絶対圧)
- 車両は停止した状態で、ハンド ブレーキが引かれている
- エンジンは H2 モードおよびガソリン モードで支障なく作動する
- バッテリー充電器を接続する
- さらに水素自動車の修理のための安全規定を守る必要があります。
テスト手順
漏れテストは、広範囲にわたりコントロール ユニットによって自動的に行われます。 テスト時間は約 30 分です。
手順
- 車両を停止させ、ハンド ブレーキを引きます。
- エンジンを始動させ、H2 モードで作動させます。
- テスト モジュールによって、全てのテスト前提条件が満たされているか点検されます。 続いて漏れテストが開始されます。
- テスト開始後、回転数が約 2000 rpm に上昇します。これは、安全に H2 モードからガソリン モードへ切り替えるために必要なことです。
- コントロール ユニットによって、テスト開始後 H2 バルブが閉じられます。 H2 バルブが閉じると、エンジンへの水素の供給が遮断されます。
- 約 10 秒から 20 秒後、残留水素はパイプへ送られ使い果たされます。 エンジンはガソリン消費へ切り替わります。
- ガソリン モードへの切替え後、エンジンを停止することができます。 しかし、最低 Kl. R オンの状態を保たなければなりません。
- コントロール ユニットは約 30 分間周期的にバルブの漏れを点検します。 この間、テスト モジュールを終了させてはなりません。 テスト モジュールを終了させると、漏れテストがキャンセルされてしまいます。
このテスト段階中、使用者は入力する必要はありません。
- 約 30 分後、漏れテストは終了します。 テスト モジュールに測定された漏れの値が表示されます。
カウンター (最後のボイルオフ テスト以降の日数)
カウンターはボイルオフ テストの開始により (0 日) にリセットされます。ボイルオフ テストの開始時にタンク圧 が 4.2 bara (絶対圧)を超えている場合、カウンターはリセットされません。