マルチメディア チェンジャーは CD および DVD を演奏させるための装置です。マルチメディア チェンジャーには、交換カセットを 1 つ挿入できます。交換カセットには、最大 6 つの CD または DVD をセットできます。オーディオ CD が挿入されると、CD チェンジャー メニューが表示されます。データ CD が挿入されると、メニューに作動しているソフトウェアが表示されます。マルチメディア チェンジャーは、MOST リンケージのコントロール ユニットの 1 つです。温度が85 °C を超えると ASK はオフになります。そうすると MOST 機能は選択できなくなります。
プッシュ ロータリー ボタン: ボタンを 回すと その時の音源の音量が調整されます。ボタンが回されると、ASK はステイタス変更をコントロール ディスプレイへ送信します。コントロール ディスプレイはその時点で作動しているオーディオ音源を検知し、テレグラムを ASK へ送信します。テレグラムには設定された音量の高さと作動している音源についてのインフォメーションがあります。該当する装備では、これらのインフォメーションは Top-HiFi アンプにも送信されます。アンプまたは Top-HiFi アンプはスピーカーの音量をインフォメーションに従って制御します。
サーチ キー:サーチ キーを押すと、ASK はステイタス変更をコントロール ディスプレイへ送信します。コントロール ディスプレイはその時点で作動しているオーディオ音源を検知し、メッセージをそれぞれのコントロール ユニットへ送信します。メッセージには、機能実行要求が含まれます:次のタイトル(ドライブ)または次の放送局(テレビ、ラジオ)
MFL マルチ ファンクション ステアリング ホィール: 音量設定の機能はマルチ ファンクション ステアリング ホィール(MFL)からでも実行できます。強/弱ボタン(+/-)を操作すると、MFL はステイタス変更を CAN 経由でコントロール ディスプレイへ送信します。コントロール ディスプレイはステイタス メッセージを処理し、メッセージを ASK へ送信します。メッセージには音量の高さと作動している音源についてのインフォメーションがあります。該当する装備では、これらのインフォメーションは Top-HiFi アンプにも送信されます。従って、故障箇所は、機能不良の際、2 つのコントロール ユニットに特定することができます。
機能 |
ASK を介して |
MFL を介して |
CD を介して |
|---|---|---|---|
次/前のタイトル |
はい |
はい |
いいえ |
クイック サーチ |
はい |
はい |
いいえ |
音量変更 |
はい |
はい |
いいえ |
イジェクト ボタン:イジェクト ボタンは交換カセットを取り出すためのものです。この機能は、コントロール ユニットのステイタスから独立しています。コントロール ディスプレイに、フロッピー ディスクがマルチメディア チェンジャーの中にあることを示しているのに、フロッピー ディスクを取り出せない場合、装置の機械部品が故障しています。
MOST バス(メディア オリエンティッド システム トランスポート)を通じてオーディオ、ビデオ、ナビゲーション コンポーネントがネットワークに組み込まれています。要求に関するインフォメーションは、MOST バス メッセージを介して、関係するコントロール ユニットに伝送されます。コントロール ユニットが自身に対するメッセージを受け付けない場合、送信コントロール ユニットは動作を最大 5 回繰り返します。それでも受信コントロール ユニットがメッセージを受け付けない場合は、動作が開始しません。