電動クーラント ポンプには、自己診断機能が備わっています。電動クーラント ポンプはたとえばポンプ ギアが回っているかどうか自動的に検知します。
ポンプは以下の不具合を診断することができます:
電動クーラント ポンプは必要に応じエンジン冷却を確保します。しかし、正常に作動させるには以下の注意事項を守る必要があります:
取付け作業時、ポンプが空転しないことを確認する必要があります。クーラント ポンプを空転させると、ポンプが損傷し、後々のポンプの故障の原因となるおそれがあります。
ポンプを取り外す場合は、ポンプにクーラントを充填した状態で取り外さなければなりません。そうしないと、ポンプのマウント部が張りつくおそれがあります。後から取り付ける場合、この状態はポンプの作動不良を引き起こし、エンジンの熱管理システム全体を機能停止させるおそれがあります。マウントの固着のために、クーラント ポンプの作動が阻害されると、重大なエンジン損傷を招くおそれがあります!それにも拘わらずポンプがマウント部で空転する場合、密着部を剥がすために、クーラント ホースの取付け前にポンプ ギアを手で回す必要があります。直接接続ではシステムへクーラントを充填しなければなりません。
取付け作業時、コネクターに汚れがなく、乾燥した状態で、接続部に損傷がないことを確認します。診断作業には推奨アダプター ケーブルの使用だけが認められます。
クーラント システムの充填後、サービス機能「冷却システム エア抜き」を実施する必要があります。
上記の両作業時、リペア マニュアルの注意事項を厳守してください!