E70 では、2 列目のシートのロックは複数のマイクロ スイッチによりモニターされます。マイクロ スイッチは 2 列目のシートに格納されています。マイクロ スイッチは、ロックされたシートの予期しない解除を防止します。その結果、搭乗者の負傷を防ぐ効果が高められます。
2 列目のシートのロックの以下のコンポーネントについて説明します:
2 列目のシートのマイクロ スイッチは、大小のハーフ シートに格納されています。大きいハーフ シートには 4 個のマイクロ スイッチがあります。小さいハーフ シートは 1 個のマイクロ スイッチでモニターされます。ハーフ シートが正しくロックされている場合、グラウンド信号が JBE に転送されます。グラウンド信号が遮られる場合は、ジャンクション ボックス コントロール ユニット(JBE)はハーフ シートを検知していません。
メーター パネルはその情報をジャンクション ボックス コントロール ユニット(JBE)から K-CAN 経由で受け取ります。JBE により、正しくロックされていない 2 列目のシートの情報が送られる場合は、メーター パネルはそれに応じたチェック コントロール メッセージを出します。このメッセージは運転者に、2 列目のシートが正しくロックされていないことを通知します。その結果、搭乗者の負傷の危険性が高くなっていることを運転者に知らせます。
JBE は、2 列目のシートのロックのモニターを実施するコントロール ユニットです。JBE はマイクロ スイッチを介してグラウンド信号を受け取ります。グラウンド信号が遮られる場合は、JBE は 2 列目のシートが正しくロックされていないことを検知しています。2 列目のシートが正しくロックされていない場合、JBE は情報をメーター パネルに K-CAN 経由で送ります。
E70 の 2 列目のシート
インデックス |
説明 |
インデックス |
説明 |
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1 |
小さいハーフ シートのマイクロ スイッチ、シート下部構造のロック |
2 |
大きいハーフ シートのマイクロ スイッチ、ロック内側 |
3 |
大きいハーフ シートのマイクロ スイッチ、ロック外側 |
4 |
大きいハーフ シートのマイクロ スイッチ、バック レスト外側 |
5 |
大きいハーフ シートのマイクロ スイッチ、シート クッション内側 |
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ブロック配線図 E70
インデックス |
説明 |
インデックス |
説明 |
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1 |
ジャンクション ボックス コントロール ユニット(JBE) |
2 |
右側シート コネクター |
3 |
2 列目のシート右側のマイクロ スイッチ |
4 |
2 列目のシート左側のマイクロ スイッチ |
5 |
左側シート コネクター |
6 |
メーター パネル |
7 |
チェック コントロール メッセージ(リア シートがロックされていない!) |
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2 列目のシートのロックの以下のシステム機能について説明します:
大きいハーフ シートのモニター用に、シート バック レストとシート座面にマイクロ スイッチが取り付けられています。バック レストには外側マイクロ スイッチが 1 個あります。シート下部構造の内側と外側に 2 個のマイクロ スイッチがあります。もう 1 個のマイクロ スイッチはシート下部構造のシート クッション肩部にあります。バック レストは、折り畳まれた状態ではロックされていません。ハーフ シートが正しくロックされている場合、グラウンド信号が JBE に転送されます。
以下のシート状態がモニターされます:
小さいハーフ シートは 1 個のマイクロ スイッチでモニターされます。マイクロ スイッチは、シート下部構造の内側の機械式ロックにあります。小さいハーフ シートのロックが正常な場合は、スイッチが閉じています。
ジャンクション ボックス コントロール ユニット(JBE)により、2 列目のシートのロックが正しくないことが検知される場合、メーター パネルが情報を受け取ります。メーター パネルはチェック コントロール メッセージを出します。メッセージ「リア シートがロックされていない!」は、搭乗者の負傷の危険性が高くなっていることを運転者に知らせます。
誤記、誤植が生じる可能性があるため、完全な一致を保証するものではありません、また将来予告なしに技術的変更が加えられることがあります。