カー アクセス システム(CAS)

機能説明は BMW Technik を参照:

TIS --> ドキュメント --> SI Technik --> BMW テクニカル サービス番号 61 03 03 019

サービス機能

コントロール ユニットの交換

CAS またはエンジン コントロール ユニットを交換する場合は、以下の点に注意してください:

DME/DDE - CAS 同期

EWS エンジン コントロール ユニットを新たに交換した場合は、BMW 診断システムのサービス機能「DME/DDE - CAS 同期」で CAS から EWS エンジン始動ロック コードが読み出され、エンジン コントロール ユニットへ転送されます。 これにより、エンジン コントロール ユニットと CAS コントロール ユニットの割り当てが確実に行われます。

エンジン コントロール ユニットがすでに CAS に割り当てられている場合は、サービス機能で始動値の同期を行います。 つまり、CAS とエンジン コントロール ユニットの間で、交換コード演算の同期が行われます。

2 つのコントロール ユニットに不具合が発生し、異なる交換コードが発生した場合は、始動同期を行う必要があります。

EWS4 以降では始動同期は不要です。

リモート コントロール キーと予備キーをロックする

BMW 診断システムのサービス機能「リモート コントロール キー/キーをロックする/リリースする」によって、リモート コントロール キーまたは予備キーをロック/リリースすることができます。

リモート コントロール キーまたは予備キーを紛失したり、盗難に遭った場合を考慮して、キーのロックをお奨めします。 ロックされたリモート コントロール キー(または予備キー)は、エンジンを始動することができません。リモート コントロール機能も、同様に使用不能となります。

リモート コントロール キーまたは予備キーは、リモート コントロール キーまたは予備キーが最低 1 度は使用され、イグニッション スイッチに挿入されていない場合にだけロックされます。

サービス機能を実行するためには、有効な、リリースされたリモート コントロール キーまたは有効な、リリースされた予備キーがイグニッション スイッチで検知されることが必要です。

新品のリモート コントロールの作動

新品のリモート コントロールをスライド イン スロットへ挿入し、リモート コントロールがかみ合うまで、この位置に保持します。10 秒以内にかみ合わせます。かみ合った後、もう一度 5 秒間待ちます。続いて、リモート コントロールが作動可能状態になります。

リモート コントロールを紛失または故障のために交換した場合は、古いリモート コントロールをサービス機能「ロック/ロック解除」でロックする必要があります。カー&キー メモリー機能を利用する場合は、サービス機能「個人番号」を実行する必要があります。