BYTEFLIGHT バス システムは、星型配置構造になっています。個々の中継サテライト(= センサー付き/無しコントロール ユニット)は、光ファイバー ケーブルを介してスター カプラーによって相互に接続されています。BYTEFLIGHT バス システムのスター カプラーは、SIM(セイフティおよびインフォメーション モジュール)です。各中継サテライトには、BYTEFLIGHT バス接続するための送信モジュール(トランスミッター)と受信モジュール(レシーバー)がユニットとして付属しています。これらのユニットには送信ダイオード、受信ダイオードが内蔵されています。
以下のディフェクト メモリー登録の手順は、次のとおりです:
その際、状況は 2 つに分類できます:
重要:次の表に、STVL および STVR ドア中継サテライトが挙げられています。2 つの中継サテライトは、米国仕様の車両にのみ装備されます!
1 つの送信コントロール ユニットから特定の情報が送られない場合、どのコントロール ユニットがディフェクト メモリーを登録したか次の 表 1 に示されます。最初の縦の欄には送信コントロール ユニット(SSG)が表示され、最初の横の行には受信コントロール ユニット(ESG)が表示されます。
表 1:
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ESG |
SBSL |
SBSR |
SIM |
STVL |
STVR |
SSG |
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SIM |
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X |
X |
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X |
X |
SBSL |
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X |
X |
X |
X |
SBSR |
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X |
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X |
X |
X |
STVL |
X |
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X |
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STVR |
X |
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X |
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表 2:
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ESG |
SBSL |
SBSR |
SIM |
STVL |
STVR |
SSG = ? |
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x |
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x |
x |
x |
SIM |
セィフティ インフォメーション モジュール |
SBSL |
左 B ピラー中継サテライト |
SBSR |
右 B ピラー中継サテライト |
STVL |
左フロント ドア中継サテライト |
STVR |
右フロント ドア中継サテライト |
エアバッグに関する全ての作業は、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから行ってください!
全ての BYTEFLIGHT コントロール ユニット、センサーおよびガス ジェネレーターは、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから脱着してください!
BYTEFLIGHT バスの光ファイバー ケーブルを修理する際は、セイフティ インフォメーション モジュール(SIM)と中継サテライト間に許される切断部は 1 箇所のみであることに注意する必要があります。SIM とドア中継サテライト間では、ドア コネクターにより既に切断箇所が設けられているため、光ファイバー ケーブルを修理することはできません。異常がある場合は、光ファイバー ケーブルを交換する必要があります!