DDE 7 のディーゼル微粒子フィルター

重量のある車両には、2005 年から施行される EU4 法令を満たすためにコーティングが施されたディーゼル微粒子フィルターが必要です。
ディーゼル微粒子によって、排気ガスに含まれるカーボンの微粒子が効率良く(> 95 %)分離されます。 窒素酸化物(NOx)の排出に関しては、ディーゼル微粒子フィルターは関係しません。窒素酸化物はエンジン内部の処置によって低減されます。
BMW で使用されている微粒子フィルター システムはメインテナンス不要で、車両の耐用年数に比例しています。 フィルター再生用ガソリン添加剤は、BMW 車両には不要です。

N47 エンジンのディーゼル微粒子フィルターは常にエンジン近くに取り付けられています。 (例外: 520 D、右ハンドル車: アンダーボディに取付け)

前世代の BMW ディーゼル エンジンと同様に DDE 7 酸化触媒コンバータとディーゼル微粒子フィルターは同じハウジング内に取り付けられています(グラフィック、コンポーネント 4 と 5 を参照)。 [R56 MINI ディーゼルのハウジング分離と比較可能(記号: W16)]


フィルター エレメントは耐熱性の高い珪素製のセラミックス製モノリスから構成されます。 フィルター エレメントには 50 % の孔があり、白金触媒コーティングが施されています。 このコーティングが、カーボンの点火温度を低下させ、反応度を向上させることによって、微粒子フィルターの良好な再生特性が保証されます。

新しい微粒子フィルター システムのコンポーネント:

このシステムのコンポーネントは、BMW M47TUE2 ディーゼル エンジン(DDE 6.x)で実現されているものに類似しています:

GR_FB2307001
GR_FB2307002

 

新しい CBS 方式:

BMW ディーゼル車両への新しい CBS 方式の導入にともない (2006 年 9 月生産以降の E70、DDE 6 へ導入開始)、微粒子フィルターの使用可能な残余走行距離をコントロール ユニット機能により読み出すことができます。 微粒子フィルタ−は CBS 項目ではなくなっているので、2 つの新しい不具合項目により微粒子フィルターの寿命が短くなっていることを指摘します:

DDE 6.x との相違:

ディーゼル微粒子フィルターはエンジン コントロール世代 DDE 7 でまず以下の特性のものが採用されます。

採用:

ディーゼル微粒子フィルターはエンジン コントロール世代 DDE 7 でまず以下の特性のものが採用されます。