DDE7 回転数検知

DDE7 回転数検知

エンジン回転数とカムシャフトおよびクランクシャフトの位置を検知するために、2 個のセンサーが用いられます:

エンジン始動のために、DDE コントロール ユニットは以下の条件を点検します:

この手順は、シンクロ特性と呼ばれ、エンジン始動の場合にのみ行なわれます。信号不具合時の影響:

コンポーネント簡略説明

クランクシャフト センサー

クランクシャフト センサーはシリンダー ブロックの後部に取り付けられています。DDE コントロール ユニットは、このセンサーにグラウンド接続(M_KWG)と 5 V (U_KWG)の供給電圧を供給します。 クランクシャフト センサーはホール センサーです。

クランクシャフトには、周囲に 58 個の小さな永久磁石を備えたパルス ホィールが 1 個あります。これらの永久磁石は、クランクシャフトが回転するとクランクシャフト センサーの脇を通り過ぎて、クランクシャフト信号を生成します。

カムシャフト センサー

カムシャフト センサーはシリンダー ヘッド カバーの後部上方に取り付けられています。DDE コントロール ユニットがセンサーにグラウンド(M_NWG)を供給します。スイッチ付き Kl.87 を介して、カムシャフト センサーに回路電圧が供給されます。カムシャフト センサーはホール センサーです。

カムシャフトの後部には 3 つの異なるセグメントがあり、これがカムシャフト センサーの脇を通ります。DDE コントロール ユニットは、その際に発生する電圧信号(カムシャフト 1 回転毎に 3 つの異なる矩形波信号)を評価します。