サービス インターバル インディケーターのリセット(SIA)は、エンジン ルーム内に診断ソケットがある車両では周知のサービス インターバル インディケーター リセッターで行います。エンジン ルーム内に診断ソケットがない車両では、サービス インターバル インディケーターのリセットは、メーター パネルの左ボタン(トリップ メーター リセット ボタン)で特定の手順で行います。
サービス インターバル インディケーター (SIA) によって、運転者およびワークショップは、距離インスペクション(オイル サービスまたはインスペクション)またはタイム インスペクションの実施時期を知ることができます 車両のインスペクション インターバルは、走行距離だけに固定されているわけではなく、燃費に応じても決定されます。
次のインスペクションまでの残り距離および残り時間:メーター パネルは、イグニッション キー位置 1 以上またはエンジン始動後、数秒間次のインスペクションまたは次のオイル サービスまでの残り距離を表示します。次のインスペクションまたは次のオイル サービスまでの残り距離が表示されている間に、メーター パネルの右のボタン(時計操作ボタン)を押すと、押すたびに残り距離表示と時間インスペクション表示が交互に切り換わります(一部日本仕様に該当せず)。サービス インターバル インディケーターを表示するため、オドメーター、トリップ メーターおよびオンボード コンピューターの機能が停止します。残り距離にマイナス符号があると、表示走行距離分をすでに限度を超えていることを示します。
サービス インターバル インディケーター (SIA) の日付は、ライト スイッチ センター (LSZ) にもメモリーされます(一部日本仕様に該当せず)。メーター パネルを交換する際には、コーディングおよびシャシー ナンバーによる確認が正常な場合、SIA データがメーター パネルに引き継がれます。
エンジン ルーム内に診断ソケットのある車両:エンジン ルームに診断ソケットのある車両の場合、サービス インターバル インディケーター(SIA)は一定の長さのパルスによってサービス インターバル リセット インプットでリセットされます。距離インスペクションは、個別に独立して実施できますが(SIAリセット)、コーディング データに設定されている燃料消費量または最低時間に到達している必要があります。SIA リセッターでリセットする場合、従来通りコーディングされている燃料消費量の 1/5 またはタイム インスペクションでは、20 日に到達している必要があります。
エンジン ルーム内に診断ソケットのない車両:エンジン ルーム内に診断ソケットのない車両の場合、サービス インターバル インディケーター(SIA)はメーター パネルの左ボタン(トリップ メーター リセット ボタン)でリセットされます。どのリセットも個別に実施できますが、コーディング データに設定されている最低燃料消費量または最低時間に到達している必要があります。E46、E85 および E83 のこの最低燃料消費量は 10 リットルにコーディングされています。誤ったリセットによって順序が間違った(オイル サービス、インスペクション)場合、診断システムを介してリセットすると、燃料消費量が 1/5 に達するのを待たずに修正可能です。タイム インスペクションは、SIA リセットによる場合と同様、コーディングされている 20 日間のタイム リミット到達後リセットできます(一部日本仕様に該当せず)。実施時期にある距離インスペクションのそれぞれ(オイル サービスまたはインスペクション)およびタイム インスペクションをリセットできますが、最初に「距離インスペクション」ステップを行う必要があります。
サービス インターバル インディケーターのリセット (距離インスペクション)
サービス インターバル インディケーター リセット(タイム インスペクション)
距離インスペクションの後にタイム インスペクションをリセットできます(一部日本仕様に該当せず)。
実施時期にあるタイム インスペクションは、「reset」付きまたはなしで表示されます。