エアバッグ点火回路
衝突時、点火コンデンサーは点火エネルギーを使用します。2 種類のそれぞれのエアバッグ センサーが当該しきい値(境界値)を検知した場合にのみ点火回路は作動します。
点火回路点検
1. 以下のコンポーネント間のコネクターと配線を点検する:
- エアバッグ コントロール ユニット
- ジェネレーター:ディフェクト メモリーを参照
2. エアバッグ コントロール ユニットとジェネレーター間の任意のコネクターを外します。専用アダプターを使用してジェネレーターの抵抗を測定する。
- 抵抗規定値:
1.6 Ω - 5.6 Ω
- 抵抗規定値:
2.1 Ω - 5.6 Ω
(運転席エアバッグ ステージ 1 またはステージ 2)
3. 1 と 2 の点検結果が正常な場合は、エアバッグ コントロール ユニットを交換する。
ヒント:
- ジェネレーターとジェネレーター コネクターにはショート ブリッジがあります!
- テスター測定システムを用いて抵抗を測定すること、そうしないとエアバッグ作動のおそれがあります!
- 運転席エアバッグにとって、このコンポーネントとスパイラル ケーブルあるいは接触不良が故障の大きな要因となります。従ってスパイラル ケーブルの導通を点検してください(ステアリング ホィールを同時に回す)!
- 点火回路接続の意味:2 つの異なる点火回路のケーブル間のショート。
- 特に一時的故障の場合(つまり故障は現在存在しない)、故障は接触不良、腐食またはコネクターの接触不良に起因します!
- ディフェクト メモリーに基いて、該当するのはどのジェネレーターであるか特定します。たとえばディフェクト メモリー「93B0 ヘッド エアバッグ」の場合、該当するのは「ヘッド エアバッグ」ジェネレーターです。ピン番号とアダプター番号は配線図を参照。
注意事項:
エアバッグに関する全ての作業は、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから行います!コントロール ユニット、センサーおよびガス ジェネレーターは、必ずバッテリーのターミナル接続を外してから脱着します!
エアバッグ コントロール ユニットは車種別データを受け取り、作動前にコーディングされなければなりません!取外しおよび他の車両への取付けは禁止されています!