キャタライザー ヒーターに関するヒント

1 暖機運転時のキャタライザー ヒーター

キャタライザーが迅速に作動するように、始動後のアイドル段階に以下の処置が採用されました。

• アイドル タイミングの遅延
  
• バルブ タイミングの変化の大きなオーバーラップ
  

これらの処置は始動後、約 1 分間作動し、アイドリング特性にほとんど影響を及ぼさないように設計されています。これに関する顧客の苦情が発生する場合、エンジンに故障が存在しないことを指摘する必要があります。

2 アイドリング時のキャタライザー ヒーター

比較的長時間のアイドル段階時のキャタライザーの冷却を防止するために、B25 および B28 の場合、5 ° KW の点火タイミングが 0 ° KW に制御されます。これにより LL 特性は影響を受けません。LL 規定値の点検は点火タイミングの制御時に行う必要があります。

3 修理が正常に終了した後、学習を消去します

一般的には修理が正常に終了した後(部品交換)、学習を消去してはなりません。ただし MDK(モーター スロットル バタフライ)の交換の場合は、故障登録を防止するため MDK 学習を消去する必要があります。