MSA テスト モジュール ゼロ ポジション センサー

 

オート スタート ストップ機能、ゼロ ポジション センサー:

マニュアル トランスミッション車の場合、トランスミッション ハウジングにゼロ ポジション センサーが取り付けられています。ゼロ ポジション センサーは PLCD センサーです。このことはセンサーが磁界の変化に基づいて位置(傾斜)の直線的変化を無接点式に検知することを意味します。シフト動作によって、シフト ロッド(4)が移動し、トランスミッション内のマグネットが動きます。PLCD センサーによって、エンジン コントロールがシフト レバーの位置を検知します。以下の図は構成図であるとともに、トランスミッションに取り付けられたセンサーの断面図でもあります:

GR_FB1807001
GR_FB1807002

コンポーネントの名称は次のとおりです:

GR_FB1807003

エンジン コントロールが「トランスミッション セレクター スイッチ/シフト レバーの「ゼロ位置」に関する情報を受け取るためには、車両の位置を学習することができなくてはなりません。この学習ルーチンは工場で自動化されて実施されていますが、リペアの場合 DIS テスターで実施することができます。学習ルーチンを実施するには、サービス機能<ゼロ ポジション センサー学習/書き込み>を実施してください。

シフト レバーのゼロ ポジションは通常約 50 %(+/- 許容誤差)です。

注意事項:

ゼロ ポジションの値が間違って学習されると、オート スタート ストップ機能の使用上の問題および全ての MSA 固有パラメーターのシステム特性の再現性に不具合が発生します!