MSA テスト モジュール、ブレーキ負圧センサー(BUS)

 

エンジン自動始動/停止、ブレーキ負圧センサー:

ブレーキの作動を常に(エンジン停止時を含めて)十分なものにするためには、ブレーキ系統の負圧を常にモニターする必要があります。このモニターのため、MSA 装備車にはすべてブレーキ ブースターとチェック バルブの間にブレーキ負圧センサーが設けられています(ブレーキ系統の全体を下図に示します)。最初の図は BMW 1 シリーズおよび 3 シリーズのブレーキ系統、第 2 の図は MINI 車のブレーキ系統です)。

 

GR_FB1206038
GR_FB1206039

コンポーネントの名称は次のとおりです:

ブレーキ負圧センサーは 「ブレーキ ブースター負圧センサー」とも呼ばれます。このセンサーは BMW 1 シリーズおよび 3 シリーズでは別ラインで接続されており、MINI 車ではチェック バルブに直接取り付けられています。ブレーキ負圧センサー(BUS)は圧電方式で、センサーのフィード バックする電圧信号が下記の基準値表に従ってエンジン コントロールで負圧に換算されます。出力信号の電圧範囲は 350 〜 4650 mV です。

ブレーキ負圧が 500 hPa(mbar)の限界値を下回ると、安全のためエンジン自動始動(スイッチ オン要求:EV)が起動します。エンジンのオフは 550 hPa の制限値以上で防止されます。

BUS の特性曲線:

負圧、hPa (mbar)

出力電圧信号、mV

+/- 0

681

+ 50

864

+ 100

1045

+ 150

1227

+ 200

1410

+ 250

1590

+ 300

1773

+ 350

1954

+ 400

2136

+ 450

2318

+ 500

2500

+ 550

2681

+ 600

2863

+ 650

3045

+ 700

3227

+ 750

3410

+ 800

3591

+ 850

3773

+ 900

3955

+ 950

4138

+ 1000

4318

+ 1050

4500

+ 1090

4650

+ 1100

4650

+ 1150

4650

+ 1200

4650