フロー平均値学習 MMA/ラムダ センサー DDE6.0/6.2/6.3

フロー平均値学習機能のために、全ての EU4 ディーゼル車にはラムダ センサーが必要です。このセンサーはフロント キャタライザー内、ターボ チャージャーのタービンの直後に取り付けられています。ラムダ センサーは広帯域センサー仕様で、広い測定範囲にわたって正確なラムダ値を提供します。フロー平均値学習とは、エア量または EGR 率を適合させることによって空燃比(ラムダ値)を正しく調整するための学習方法です。この方法は個々のインジェクターには影響を与えません。

注意:M67TUE には 2 個のラムダ センサーが取り付けられており、その信号は DDE コントロール ユニット主制御と従属制御から個別に評価されます。以下の記載事項は、2 つのラムダ センサーのそれぞれに適用されます。ラムダ センサー 1 は、走行方向右側にあります。

MMA 作動原理

ラムダ センサーによって測定されたラムダ値と HFM によって測定されたエア量から、全てのシリンダーの平均噴射量が決められます。この値は DDE コントロール ユニットによって設定された噴射量と比較されます。ずれが確認されると、EGR バルブが調整されてエア量が実際の噴射量に適合されます。その結果、正しいラムダ値に調整されます。

MMA は迅速な制御方法ではなく、適応型学習方法です。これは、DDE コントロール ユニットに恒久的にメモリーされる適応型特性マップへ噴射量の不具合が記憶されることを意味します。

使用方法

サービス機能 MMA リセットは以下のコンポーネントの 1 つを交換した場合、実行しなければなりません

導入

排気ガス基準 EU4 を満たすためには、フロー平均値学習機能が必要です。この排気ガス基準は 2005 年に効力を発します。MMA は以下のように導入されます: